一流を知ると不幸になる。

先週末、代々木上原にあるレストラン「sio」にみんなで行ってきました。

お料理はとっても美味しくて、オーナーシェフ・鳥羽さんのお話もすごくおもしろかったです。

今日は、その時に鳥羽さんが何気なく仰っていたことについて少しこのブログにも書き残しておこうかなと。

それが今日のタイトルにもあるように「一流を知ってしまうと不幸になる」というお話です。

「一流のタオルを知ってしまうと、不幸になる時間が増える。」

鳥羽さんはイケウチオーガニックさんのタオルで食器を拭きながら、僕らと会話をしている時に「一流のタオルを知ってしまうと、不幸になる時間が増える。」と仰っていました。

なぜなら、ホテルや銭湯など、タオルにこだわりのない施設で普通のタオルに触った時にガッカリするからだ、と。

一流を知らなければ、そうじゃなかったかもしれないのに。

ガッカリしたその原因(理由)を考える。

でも同時に「解像度も上がるんだ」と鳥羽さんは仰っていました。

一流を触れたことによって、今まではガッカリしなかったものに対してガッカリした、その原因(理由)を考える。

なぜ?

どうして?

そんなふうに考えられるようになって、たくさんの気づきや発見が得られると。

その考える行為やプロセスこそが重要なのかもしれない、と仰っていました。

(※かなり僕の意訳が含まれています。)

一流との落差の認知がクリエイティブにつながる。

僕は、この話を聞いたとき、とっても共感してしまいました。

一流と普通の違いを考えて、その「なぜ?」や「どうして?」の原因がわかった時に、「あー、だからなのか!」「じゃあ、自分はこうしよう!」と思う。

その一流との落差の認知こそが、自己のクリエイティブにつながるのかもしれないなと。

以前このブログに書いた、下記の記事の話にも非常に近い発想です。

参照:トークイベントに参加するのは、まとまった考える時間を確保するため。 | 隠居系男子

最後に

「一流に触れると不幸になる時間が増えるから、触れない。」

それもひとつの考え方として、正しいと思います。

でも、不幸になるためにこそ、僕らは一流に触れるべきなのかもしれません。

なぜなら、その不幸こそが自分の解像度の向上につながり、創意工夫につながるわけだから。

「一流に触れて、審美眼を鍛えなさい。」その本質をまた少しだけ理解できたような気がします。

鳥羽さんの一流のお料理を食べながら、僕はそんなことを考えました。

このお話が、いつもこのブログを読んでくださっている方々にとっても何かしらの参考になったら幸いです。

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