先日、「ノマド的節約術」を運営している松本さんと一緒にごはんを食べている時に、とても腑に落ちたことがありまして。
それが今日のタイトルにもあるように、自分と価値観が似ている人と、価値観が異なる人は同時に認識することが大事である、というお話です。
今日は、備忘録的にこのブログにも書き残しておきたいと思います。
ひとつずつ認識しようとするから拗らせる。
「自分の価値観が似ている人を見つける」と「自分と価値観が異なる人を認識する」って相反するようなことのように思えます。
そして、どちらも一義的には正しい。
だからこそ、それぞれを別々に行おうとするのだけれど、ひとつずつ認識しようとするからきっと拗らせてしまうのかなと。
具体的には、自分の仲間だけをみつけることばかり躍起になってしまい、自分とは違う価値観を持った人間(集団)を否定するようになる。
一方、自分と価値観が異なる人たちばかりに目を向けることによって、多くの人は自分とは違うんだと認識し、孤立したような気持ちになってくる。
自分はマイノリティなんだと勘違いして、内側に閉じこもってしまい、鬱のような気持ちになってしまう…。
どちらの感覚も同時に獲得すること。
だからこそ大事なことは、どちらの感覚も同時に獲得することなんだろうなあと。
自分と価値観が近い集団とゆるやかと繋がりつつ、自分とは価値観が異なるひとたちのこともしっかりと認識する、というような。
「人の生き方に正解はなくて、それぞれの納得感が大切である」という感覚を、自然と獲得できるように。
そうすることで、自分(たち)も尊重できるし、他者も尊重できるようになるのかなと。
最後に
思い返してみれば、僕にとって「灯台もと暮らし」はまさにそんな場所でした。
同じ編集部の仲間がいて、そのメンバーも増えつつ、取材先の方々と価値観の違いもちゃんと認識できる。
そして、「Wasei Salon」も、今そんな場として機能し始めてきている。
自分がつくりたい場所はいつだって、そうやって同時に獲得できる空間なのかもしれないなあと気がつきました。
いつもこのブログを読んでくださっている方々にとっても、今日のお話が何かしらの参考になったら幸いです。