どうも鳥井(@hirofumi21)です。
今日は「毎日続けることがどれだけ大切なことなのか、そしてそれが才能すら凌駕する時が訪れる」ということについて書いてみようと思います。
きっかけは佐々木俊尚さんの朝キュレ
この記事を書こうと思ったきっかけは、ITジャーナリストの佐々木俊尚さんがほぼ毎朝Twitter上で続けている朝のキュレーション活動です。
Twitterがまだ知名度が低い頃から、佐々木さんはほぼ毎朝この朝キュレを行っていて、通勤時間帯を狙って朝8時頃から10個前後、その日の気になった記事にコメントを付けてつぶやいています。
佐々木さんは、これだけ膨大な数の情報が溢れる時代において、個人の視座に基づいた選別作業(キュレーション)が、これからより一層重要になってくると考えており、それは、2011年に出版された『キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)』の中でも詳しく書かれています。
このブログがバズる時
このブログも稀にバズる時があり、1日に1万PVを超える機会も徐々に増えてきたのですが、その7割は佐々木俊尚さんの朝キュレで紹介してもらった時です。
その影響力は凄まじく、朝8時頃につぶやかれた瞬間、数百人の人がこのブログに一斉にアクセスしてきます。
そして、更にすごいところは、その訪問者増加の勢いが1日中衰えることがないということです。
フォロワーの多い著名人に、このブログが取り上げられたりリツイートされたりすると、もちろんアクセスは急激に伸びるのですが、その分その勢いが衰えるスピードも非常に早く、大抵の場合は1〜2時間ぐらいで収束してしまいます。
これが何を表しているかというと、一般的な著名人のフォロワー達は、タイミングよく自分がTwitterを読んでいる時にタイムラインに流れてくればその記事を読んでみる。
それに対して、佐々木さんのフォロワー達は、朝につぶやかれたものを遡って読んでいるということです。
毎日続けることの大切さ
なぜ、佐々木さんのフォロワーの方々は、朝につぶやかれたものを遡って読んでいるのでしょうか。
それは、「そこを見に行けば、なにか面白いものがあると知っているから」です。
これはもちろん、佐々木さんのキュレーション能力の高さによるものでもあると思いますが、それ以上に「毎日続けていること」に要因があると思います。
「朝8時以降に、佐々木さんのTLを覗きに行けば、何か必ず面白い記事がつぶやかれているはずだ!」という認識が既に多くの方に刷り込まれていて、それが習慣になってしまっているわけです。
継続的に相手に何かを観てもらいたい時は、その相手の習慣に落としこんでしまうことがなによりも重要であって、あとはその人の興味やライフスタイルが変化しない限り、勝手に読みに来てくれるものです。
新聞も、朝ドラも、ニュース番組も、なんでもそう。皆の日々の習慣に溶け込んでいるからこそ、これだけ多くの人に毎日みてもらうことが出来ているわけで…。
習慣化の強み
ただ内容が面白いというだけでは、このような事は絶対に起こりえません。その一瞬は読んでもらえるかもしれませんが、継続的に読み続けてもらうことは難しいでしょう。
ルーティンの強みというのはこうゆうところなんだと思います。そしてコレが簡単なようで非常に難しい…。
これは完全に余談ですが、24時間テレビで毎年旬な芸能人がマラソンにチャレンジしていますが、アレの意味するところは、「勢いづいている人間が少し無理をすれば、こうゆうことも出来てしまうよ!」ということを表していると自分は思っています。
単発であれば、無理をすれば人間は意外となんでも出来てしまう。
しかし、本当に難しいのは毎日淡々と続けることの方で、タモリさんのいいとも!のように毎日ずーっと続けるほうがずっと難しい…。
だからこそ、毎日続けていると、ライバルの方から勝手にリタイヤしていって、気がつけば自分一人になっているという状況がおきてしまい、周りからは「あなただからこそできた!」と賞賛されるわけです。
最後に
「自分には才能が無いから、どうせやっても無駄だろう…」と諦めてしまう人が多い今のこのご時世。
特に、ネットが発達して世界中の人々の才能をタダにして一瞬で観ることが出来てしまう時代なので、まだ何も始めていない段階から、その能力の差を見せつけられてしまい落胆してしまうことも多いです。
でも、それでも何か気になることがあれば、まずは毎日でも毎週でもいいから続けてみればいいと僕は思っています。
習慣的に続けることで、スタートしなければ決して発見することが出来なかった事を知ることが出来ます。また、それをきっかけにして自分が気が付かないうちに能力も向上していて、気づけば才能すら凌駕する時が必ず訪れるはずです。
21日間(3週間)続ければ、それは習慣化されると言われており、習慣は第2の天性!なにか気になることがあれば、まずは21日間続けてみてください!
きっと始める前には、想像もしなかった新しい世界が目の前に広がっていますよ。
それでは今日はこのへんで!
ではではー!
鳥井弘文
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