自分の頭で考えて、新しい仕事をつくり出せる若者がローカルに入っていかないと意味がない。

先日、上野で開催された「ローカルベンチャーとして働く・生きる~石川県七尾市・北海道下川町」というイベントに参加してきました。

特に印象に残ったのが、石川県七尾市の若者世代の代表として来ていた、平山水産の平山泰之さんのお話。

参照:能登島で漁師をしている平山水産の代表・平山泰之さん – 能登島漁師はタコを捕る

平山さんは「IT漁師」という肩書きのもと、感やセンスだけを頼りに行われていた従来の漁師の仕事を、しっかりとデータ分析を行った上で、新しいやり方に変えてチャレンジしていこうと奮闘している漁師さんです。

がっしりとした体格と端正な顔立ちなので、一見するとちょっと怖い印象なのですが、そんな見た目とは裏腹に、とっても真摯で誠実な優しい方でした。

「自分で頭で考えて仕事を作れる人じゃないと意味がない。」

そんな平山さん曰く「最近漁業に従事する若者は増えている」らしいのです。

この話は結構意外ですよね。

ただし、若い従業員が増えているだけでは意味がないとも仰っていました。「それよりも、僕みたいに自分で頭で考えて仕事を作れる人じゃないと意味がない」と。

自分もこれまでいろいろな地域で様々な若者と出会ってきましたが、これは本当にその通りだと思います。

「行政が旗振り役をしてはいけない。行政が旗を振った企画でおもしろかった企画なんて1つもない。」

七尾市には、そんな自分の頭で考えられる若者がいま増えているようです。

他にも、七尾市で活動している若い方々がこのイベントに登壇していたのですが、良い意味で皆さんとても前のめりの印象を受けました。

また、そんな若者たちを今回のイベントに連れてきたのが、七尾市市役所七尾市産業部産業振興課の立川淳さん。

「行政が旗振り役をしてはいけない。行政が旗を振った企画でおもしろかった企画なんて1つもない。」とバッサリと言い切っていたのも、とても印象的でした。

以前このブログにも書きましたが、行政の方が「俺が俺が」と前に出てくるのではなく、チャレンジする若者がいて、その若者たちを後ろから支えつつ、責任を取ってくれる行政の方がいる地域は強い。

島根県の海士町なんかがその好例です。

参照:責任を取る人と、チャレンジする人。 | 隠居系男子

最後に

Twitterで少しだけ七尾市について触れたら、みなさんからこんなコメントもいただきました。

七尾市はとても気になる町だったので、これから注目していきたいなと思います。

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