MVNO SIMカードの選び方と設定、そして格安以外のメリットとは!?

IIJmio プリペイドパック microSIM

お待たせしました、MVNO SIMカード第二弾!どうも鳥井(@hirofumi21)です。

前回、以下の記事でお伝えしきれなかった「オススメのMVNOsimカード」や、「シムロックフリー端末の入手の方法」などを書いてみようかと思います。

MVNO SIMカードでケータイ料金を格安にする方法!海外組にもオススメ! | 隠居系男子

そして、最後に少しだけ「今後のモバイルデータ通信との付き合い方」についても考えてみようかなと。

どのSIMカードを選べばいいのか?

まず、前回の記事にも書きましたが、このMVNO SIMカードの市場には多くの企業が参入してきており、今は多様なニーズに合わせたSIMカードが乱立している状態です。

「選択肢が多すぎてどれを選べばいいのか、わからない!!」という人も多いと思います。

しかし、多くの方(毎月1000円前後で1台を運用したいという方)はほぼ2択で、OCNIIJmioのどちらかを選んでおけば間違いないでしょう!

実際、ユーザー数や評判から考えてみても、今はこの2つが人気なことは明白です。

両者の違いは、1日に使えるLTEのデータ通信量や、細かな料金設定にあるのですが、その辺りについても知りたいという方は、この記事に非常に詳しく書いてあるので、こちらを参考にしてみてください!

もちあるいてなんぼ。: 【更新】1000円以下SIM、OCNとIIJmioどっちがいい?

(※ただし、8月29日にOCNから新しいプランが発表されるかもしれないという噂があるので、気になる方はそちらをチェックしてから選んでも遅くはないかもしれません。:OCN「モバイルエントリーd」プラン再編を8月29日に発表か?

(追記:OCNの新しいプランが発表されました。詳細は以下の記事を参考にしてください。
もちあるいてなんぼ。: OCN新プランの記事が日経に、「既存プランより4割安く」

また、MVNO SIMカードを使って複数台の端末で運用したいという方もいると思いますが、そんな方には、BB.exciteモバイルLTEが個人的にはオススメ!

LTE | docomoのSIMカードが最安値 | プロバイダー BBエキサイト

実際に僕もこれを使っています!

このBB.exciteモバイルLTEのメリットとしては…

  • 1つの契約で同時に3枚までSIMカードを発行してくれる。
  • 3台分でも手数料が3150円(1台分)で済む。
  • 高速データ通信量を複数台で共有して使うことが出来る。
  • 追加分で購入した高速データ通信量は、その月に残してしまっても3ヶ月先まで繰越し可能。

iPhone、Android、タブレットなど2〜3台同時に持ち歩いている人には、かなりお得なSIMカードだと思います!

カード購入後の端末の設定について

実際にMVNOのSIMカードを購入する場合、ウェブサイトまたはAmazonなどのECサイト、もしくは家電量販店で購入することになります。

ネットで購入した場合は、大体1〜2週間程度で届くので、使いたい時期に合わせて注文しましょう。

購入後、多くの場合は、簡単なウェブ上の手続きと、端末にSIMカードを挿入してAPNの設定さえ行えば、すぐに使えるようになります!

APNの設定の仕方に関しては、検索すればいくらでも出てきますが、一応上記で紹介した3社の設定の仕方を貼っておくので、わからない人は以下を参照してください。

シムロックフリー端末(スマートフォン)とは?

以前、自分が書いた以下の記事

東南アジアのSIMカード事情。そしてミャンマー…。 | 隠居系男子

こちらでも触れたことがありますが、シムロックとは…

キャリア切り替えができないよう特定のキャリアのカードしか動作しないようにする制限のことで、同じ通信規格でもキャリアを切り替える際には端末も買い換えなければならない。例えば、NTTドコモのFOMAに対応した携帯電話端末に、同じW-CDMA規格のソフトバンク3GのSIMカードを差し込んでも利用できない。

引用元:SIMロックとは 【Subscriber Identity Module card lock】IT用語辞典

という状態を指します。

シムロックフリー端末とは、このロックが掛かっていない状態の端末のことであり、主に海外製のスマートフォンにはシムロックが掛かっていません。(国により違いあり)

このMVNO SIMカードを使う時も、シムロックフリー端末でなければいけないので、海外に頻繁に行く人、は海外に行った際に買って帰ってくれば良いと思います。

日本国内で購入する場合も、Amazonでシムロックフリーなどと検索してもらえればいくつもヒットしますし、以下の様なシムロックフリー端末代行輸入業者などもあります。

SIMフリーのスマートフォン、タブレット、アップル製品 – EXPANSYS 日本

このサイトから、橋本も以前iPhone5のシムロックフリー版を購入していました。

また、DOCOMOのAndroid端末であれば、最近のほぼすべての端末でシムロック解除に対応していますので、お手持ちの端末をすぐにシムフリー化することが可能です。

お近くのドコモショップに行き、手数料3150円を支払い、20分程度待てばシムロックを解除してもらうことが出来ます。

今後のモバイルデータ通信との付き合い方

さて最後に、少しだけ自分の考える「今後のモバイルデータ通信との付き合い方」について書いておこうと思います。

今のモバイルデータ通信は、日本の場合、今回紹介したようなMVNO SIMカードのようなものも存在しますが、依然として使い放題のプランが主流です。

2004年頃にパケ放題が始まって以降、僕たちはソレを当たり前のように受け入れてきました。

しかし、海外(特に中国や東南アジア)では、必要な分だけチャージし、その範囲内でデータ通信を利用するというのが主流だったりします。

この方式であっても、彼らのネットに対する貪欲さであったり、リテラシーの高さは、僕達日本人と同等かそれ以上であり、十分ネットを生活の一部として使いこなしているといえるでしょう。

これを受けて僕が思うのは、「本当にモバイルデータ通信は使い放題である必要があるのか」ということです。

確かに、いつでもどこでも容量を気にせず自由に使えるのは便利かもしれませんが、見る必要もない動画や遊ぶ必要のないゲームに、場所も憚らず、ただダラダラと時間を費やすことが、本当に自分が望んだ時間の使い方なのでしょうか。

ソーシャルゲームやSNSは、今やユーザーの可処分時間の奪い合いです。制作サイドの多くは、どれだけ自分たちが作り上げたものに対して、時間を費やしてもらうか、ただその1点に集中しており、ユーザーの本当の幸せにつながるようなサービスというのは、ほんの一握りしかないと思います。

そんな中、「情報ダイエット」や「ネット断捨離」が注目され始めた昨今、使える容量が限られたチャージ方式のSIMカードというのは、非常に相性が良いといえるでしょう。

これからは、料金が格安だというメリットを享受するためだけではなく、自らの精神衛生上のためにも、このようなサービスに移行する人もドンドン増えていくのではないかと思います。

「必要な分を、必要な時だけ。余分なモノは持たない。」この発想は、以前も書いたように、自分の身の回りにあるモノに限らず、データ通信のような目に見えない部分にも及ぶと思います。

参照:断捨離とかさ、別に難しく捉えるな!男子はとにかく身辺単純明快であれ! | 隠居系男子

これを読んでくれているみなさんも一度、「自分のモバイルデータ通信環境と理想のライフスタイルについて」ゆっくりと考えてみてはどうでしょうか。

それでは今日はこのへんで。

ではではー!

鳥井弘文

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