「生存戦略」として、僕らが本当に好きなモノを仕事にしなければいけない理由。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

さて、なぜ僕らは広告を無視するようになり、モノを買わなくなってしまったんでしょう?

逆になぜ、今まで全く興味がなかったモノに惹かれるようになったんでしょう?

今日はその原因を考えつつ、僕らが「生存戦略」として本当に好きなモノを仕事にしなければいけない理由について少し書いてみようと思います。

僕らは、背景にいる“人”で欲しいモノを選ぶようになった。

ここ数年で、これまで買っていたモノを買わなくなったり、今までだったら絶対に買おうと思わなかったモノを買ってしまったという経験、誰もが一度はあるはずです。

その一番の原因は、インターネットの発達・SNSの普及によって、その商品やモノに携わっている人々の生き方が“丸見え”になったからだと思います。

インターネットを通じて、どんな人たちがソレを作っているのかが“見える化”されてしまった。「本音」も「タテマエ」も同時に全てがさらけ出されてしまう世の中になり、携わっている人々の考えていることなども全て筒抜けになってしまったんです。

今まで買っていたものであっても「こうゆう人達が作っているのなら買わなくていいや。」と思うようになり、逆に今まで全く興味がなかったものでも「こうゆう人たちが作ってるならぜひ買ってみたい!」と思うようになったんだと思います。

「ストーリーマーケティング」と言ってしまえばそれまでなんですが、結局は”人”なんだと思います。モノを選んでいるように見えて、僕たちはその背景にいる“人”で選んでいるんです。

「総合的な人間力で勝負する時代」

では、その“モノ”に携わっている人の生き様が丸見えになるようになってしまった今、自分が発信する側にまわった時に、僕らはどのようにネットと向き合っていかなければいけないのでしょうか?

プライベートさえもユーザーやお客様に評価されてしまう時代。仕事の為だからといって、自分のプライバシーさえもさらけ出して、常に「タテマエ」を維持しながら生きていかないといけないのでしょうか。

この点、佐々木俊尚さんは『自分でつくるセーフティネット: 生存戦略としてのIT入門』の中で、以下のように書かれています。

プライバシーをさらけ出しているんじゃなくて、自分の人間性をさらけ出しているんだと考えれば、恥ずかしくもなんともありません。正々堂々と、自分の人間性を前面に出して生きていこうじゃないですか、と思えるようになると思います。

要するに、肩書きじゃなくて、中身そのもので勝負する時代になってきているんです。総合的な人間力で勝負する時代になってきているんです。これはたいへんな時代です。

でも、みんなが肩書きの飾りを求めるんじゃなくて、自分の人間力を磨くように努力するようになれば、とても良い社会になっていく可能性があるんじゃないかとわたしは思っていますよ。

仕事とプライベートが明確に区別されて、それぞれが別個で評価される時代は終わりました。だからこそ、「仕事だと割りきって仕事する」ということはもうやめたほうがいいと思います。

少なくとも、何か商品やコンテンツを作って売ったり見せたりする仕事をしているのであれば、本当に好きなものに携わるべきです。

最後に

これまでであれば「好きなモノを仕事にする」というのは一握りの人間だけが叶う「夢物語」のように語られてきましたが、これからは「生存戦略」として、好きなモノを仕事にしなければいけない時代に入ってきたんだと思います。

そのためには、好きなモノを好きだとしっかり発信していくべきです。自分を全面にさらけ出しながら、ぜひ好きなモノに対して好きだって叫び続けてみてください。

あなたの人間性がダイレクトに反映されるからこそ、本当に好きな仕事に携わることが急務になってきた時代に入ってきたのだと思います。

今日の話に関連して、以下の記事などが参考になれば幸いです。

参照
次世代を生きる若者が、好きなモノに囲まれた人生を送るための唯一の方法。 | 隠居系男子

ネット上で注目される専門家になるためのテンプレは確実に存在する。 | 隠居系男子

それでは今日はこのへんで!

ではではー!

スポンサードリンク