日本の編集者は、LINEを多用して“雑談”をするべきだというお話。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

MATCHA – 訪日外国人観光客向けWebマガジン」では、連絡ツールとしてLINEを活用しています。

参照:LINEをビジネス用途で使うとヤバい捗る。ただし、社会問題になるのもきっと時間の問題。 | 隠居系男子

インバウンド観光メディア「MATCHA」の組織、運営について | Hibilog

もちろん、MATCHAのメンバー内だけではなく、編集者とライターさんがやりとりする時も全てLINEを使っています。

このやり方を半年間ぐらい続けてみて、わかったことがあります。それは、日本の編集者はもっとLINEを使ってみるべきだということ。

なぜなら、編集者とライターさんはもっと「雑談」するべきだからです。今日はそんなことについて書いてみようと思います。

「編集者の仕事は、作家あいてに雑談をすること。」

まずは、編集者の仕事とは何なのか、明確にしておきたいと思います。

鈴木敏夫さんの『仕事道楽』という本の中で、「日本の編集者と欧米のEditorとの違い」を通じて、それがわかりやすく説明されていたので、この部分を少し引用してみます。

井上さん(『仕事道楽』の編集者)は、「英語のEditorを編集者と訳すのは、僕は間違っていると思う。欧米のEditorは、文字通り、編む人を指す言葉だけど、日本の場合は、多くがそうじゃない」という。

印象に残る話だった。そして、井上さんの考える、日本の編集者像が目に浮かんだ。一般的に日本の編集者の多くが、作家あいてに何をするのかといえば雑談だ。

そして、その雑談のなかから作品が生まれている。それは、作品のテーマから話を始める欧米のEditorとは、全く真逆の手法だが、これぞ、日本の編集者なのだ。また、そのやり方に誇りすら持っている。井上さんが、そう思っているんじゃないかと、僕は妄想に駆られた。

(中略)

プロデューサーという仕事も、日本の場合、欧米のそれとは大きく意味合いが違う。欧米の場合、プロデューサー主導で作品が作られることが多い。映画監督は、プロデューサーに雇われる一雇用者にすぎない。一方、日本では、プロデューサーは監督との雑談の中で企画を建てて、監督中心に映画を作る。

それを裏付けるべく、NHKのプロフェッショナル 仕事の流儀に僕が出演したと気、僕に関して、宮﨑駿がこんなコメントを寄せている。

「仕事をさせていないふりをして、仕事をさせる。煽っていないふりをして、煽っている。」

LINEは、最高の「雑談ツール」だ。

では、なぜその雑談をする上で、LINEが最高のツールなのでしょうか。

まずは、チャット形式
だということが大きいです。メールベースでやりとりするよりも、よっぽど雑談に近くなります。

「じゃあ、facebookメッセンジャーではダメなの?」と思われるかもしれませんが、LINEは日常の中に溶け込んでいるツールです。facebookは実名制なので、はなっからビジネス目的で使っている人も多く、やはり多少身構えてしまいます。雑談という面からは離れてしまうでしょう。

そして、何よりも大きな理由は、スタンプが使えること。これがLINEを使うべき最大の理由です。

お見せすることが出来ないのが非常に残念ですが、案だしをしている最中に、一個のスタンプが登場するだけで驚くほどその場が和むんです。そして、それがキッカケになってさらに話に広がっていくという…。

つまり、このスタンプという機能がネット上で行われるコミュニケーションを、これまでにない程に雑談らしくしてくれるわけです。

最後に

鈴木さんは前に「30年間、ほぼ毎日宮﨑駿さんと会っている。」と仰っていました。それぐらいお二人が雑談の機会を大切にしてきたという証拠なのでしょう。

これを踏まえると、やはりオフィスやスタジオなど「リアルの空間」を共有することがなによりも大切な気がしてしまいます。

しかしリアルの空間を共有できなくても、LINEがあればそれは可能なんじゃないかと僕は思っています。

…いや、というよりその可能性を探っていき、その可能性を証明したい。

世界中に日本の素晴らしさを発信していくウェブメディアだからこそ、世界中に協力してくれる人たちがいるウェブメディアだからこそ、空間を共有しなくても、LINEの雑談ベースから面白いコンテンツを生み出していけることを証明していきたい。

これが僕の掲げるMATCHAの裏課題でもあります。本当にこれがうまくいくかどうかはまだわかりません。しかし、まずは挑戦してみようと思います。

また何かしら進展があったら、このブログで書いていこうと思います。

それでは今日はこのへんで!

ではではー!

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