どうも鳥井(@hirofumi21)です。
最近、話が面白い人どはどんな人なのかをよく考えます。
「話が面白い人」について最近よく考える。一般的には「聞き上手な人」が、話が面白い人認定を受けやすいけれど、それにも意外と懐疑的。そうではなく、自分の中から思いも寄らなかった、ハッとするような発想を自然と引き出してくれる人が、その人にとって話が面白い人なんじゃないのかなぁと。
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2016年2月29日
少なくとも自分は、そんなトリガーとなるような発言を絶妙なタイミングで繰り出してくれる人に、「話が面白い人」という称号を与えている気がする。
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2016年2月29日
いま自分が何を言ったら“場”が盛り上がるのか。
上記のツイートにあるように、話がおもしろい人は「自分の中から思いも寄らなかった、ハッとするような発想を自然と引き出してくれる人」。
じゃあ、どうすればそんな話を引き出すことができるのか?
それはきっと、発言の「欲求」をどこに置くか、だと思います。
「自分が言いたいことを言う」のではなく、「いま自分が何を言ったら場が盛り上がるのか」そこを意識して発言できるかどうか、それが重要なんだと思います。
どうしても今発言しなければいけないことなんて、まずない。
これを意識するだけで、自分の話し方って驚くほど変わってきます。
「今この“場”にどんな言葉を投げ込めば、話がより本質的になって、相手から深い気づきを引き出すことができるのか」それを徹底的に考えてみる。
相手の発言に対して、食い気味で被せてしまう時は、十中八九自分が言いたいだけのことです。(※あえて食い気味に相槌を打った方が、話が盛り上がることもあるから、残りのイチはそれです。)
自分が言いたいことを言って、気持ちよくならないと、消化不良になってしまう!と不安に思う方もいるかもしれません。
しかし、自分が言いたいことは、後でSNSでもブログでもなんでも吐き出すことは可能で、どうしてもその場で言わなければいけない発言なんて、まずほとんどない。
むしろ、どーしても言いたくなってしまって発言ほど、後から客観的に振り返ってみると、逆に恥ずかしくなるような発言だったりします。
自分の発言を客観的に振り返るための方法とは?
じゃあ、どうやってそれを改善していけばいいのか?
会話というのは、いつも主観的です。しかしこの視点を鍛えるためには、会話の中で客観的な目線を持たなければいけません。
客観的な視点を鍛えるために、僕のオススメしている方法が、自分の会話を聴き返してみること。
僕らは職業柄、自分が行ったインタビュー音声を聴き返すという作業が多いのです。その時に自分自身の発言を聴いてみると、反省する機会がすごく多いことに気がつきます。
参照:はじめから回答を用意している人のつまらなさ。 | 隠居系男子
「あー、これは自分が言いたくて言っただけの発言だったな…」とか「ここで、もっと具体的な話を振れば、更にいい話が聞けたのに…!」とか。
これに気付いてからは、インタビュー音声以外にも、自分が登壇させてもらうような対談イベントなどでも録音させてもらって、後から聴き返すようになりました。
他にも、今日はちょっと気合いの入った会話になりそうだなという時の飲み会でも、「何に使うわけでもないですが、一応録音だけしておいてもいいですか?」と周りの人達に許可をとって、録音することがあります。
一昔前だったらちゃんとしたICレコーダーを用意しなくちゃいけなかったですが、最近だとスマホでも当たり前のように高音質の録音機能がついてますからね。
それだけでも自分の話し方が全然変わってくるので、これは本当にオススメの方法です。
最後に
言いたいことを言うのではなく、どうすれば更に議論が活発になるのか、どうすれば、相手からよりおもしろい話を引き出すことができるのか、常にそこに意識を置いておくことが大切です。
スポーツでも文章でも会話でも、自分自身が主観的に生み出したものを、後から客観的に振り返ってみること。それがきっと上達の秘訣なのだと思います。
今日の記事を読んでくれた方々にとって、何かしらの参考になれば幸いです。
それでは今日はこの辺で!
ではではー!
[追伸 1]
友人と一緒にツイキャスを配信してみて、そのアーカイブを自ら聴き返してみるっていうのも、いい訓練になりますよ。
[追伸 2]
桐谷ヨウさん(ファーレンハイト)× くいしんさん × 鳥井のツイキャス対談第4回は、明日(3月5日)20時〜です!