どうも鳥井です。
先日、以下の記事を書きました。
テレビの特集とウェブメディアの特集は決してバッティングしない。むしろ相性が良い。 | 隠居系男子
今日は「テレビ以上に、ラジオとウェブメディアの相性が良いんじゃない?」というお話について少しだけ書いてみようと思います。
テレビでもラジオでも、リアルタイムの訪問者数は同じという不思議。
最近、「灯台もと暮らし」で紹介した蔵前のお店がラジオ番組で紹介されました。
ソルズコーヒーの荒井さんが東京FMに出演してるみたい!おもしろいコーヒースタンドですよ〜。【蔵前】コーヒースタンドに音楽事業部?ソルズコーヒー「町の音を変えたい」理由とは | 灯台もと暮らし https://t.co/axufzafSgM pic.twitter.com/cGNXB1EePw
— タクロコマ (@takurokoma) 2016年12月5日
リアルタイムの訪問者数を見てみると、「灯台もと暮らし」に訪れている人の数が、テレビで放送されたときと同じぐらいいる。
でもちょっと待てよ、と。
テレビよりもラジオの方がリスナーの母数は明らかに少ないはずなのに、ラジオでもテレビ放送時と同じぐらいサイトに訪問者がいるというのは、どういうことなんだ?と思ったわけです。
けれど、よくよく考えてみれば、当然なんですよね。
ラジオを聴いている時って、耳は使っているけど、目と手は空いている。
そうすると、手元にスマホがあれば自然と検索してしまいますよね。
手元のスマホで、ビジュアルを確認することができる。
ラジオ内で特集(言及)されているものが、ビジュアル重視のものであれば尚更です。
たとえば、食品なんかはその好例でしょう。
出演者の方々が「見た目がすごくキレイ!」とか、「今までに見たことがないタイプの◯◯ですね!」と言っていると、どんな見た目なのか気になってきてしまい、ついつい検索してしまいます。
食品に限らず、「ゲストがどんな人なんだろう?」と調べる機会も多いかもしれません。
その方のビジュアルが認識できることで、より親近感を感じられるというのは間違いなくありますからね。
ハイコンテキストの内容を、スマホで確認し補うことができる。
また、ラジオの場合、ハイコンテキストな内容が語られることも多く、コンテキストを共有しているという前提でトークがすすんでいくこともあります。
その場合、リスナーが置いてけぼりになることも意外と多い。
でも、手元にスマホがあれば、「南海キャンディーズ 山里亮太 恵方巻き事件」など調べることができて、「あー、やまちゃんが昔やらかしんたんだなあ…」と理解しながら、聴きすすめることもできるようになります。
…つまりは、そういうことです。
ラジオの空白部分を埋められるのが、ウェブメディア。
ここまでのお話は、ラジオをつくっている方々にとってみれば、当たり前の話かもしれません。
だからこそ、番組の公式ブログは必ず存在していて、放送中にも「番組の公式ブログにあとで写真をあげておきますねー!」などと話されることも多いのだと思います。
ただ、スタジオの暗い照明の中で、スマホやコンデジで撮った画像がブログにあがっているのを見ると、なんだかもったいないなあと思ってしまいます。
全く同じモノであっても、少しでもきれいな写真がウェブメディア上にあがっていたほうが、リスナーの人たちにとってもきっと嬉しいはずです。
ウェブメディアで事前告知すれば、放送日に聴いてもらえるチャンスがある!
また、ラジオは事前の下調べも、テレビと同じぐらい綿密に行われていることが多いですよね。
その事前の下調べの段階からウェブメディアと共同して、何かしらのウェブコンテンツをつくっておけば、放送日よりもに前にそのコンテンツをウェブ上に公開しておくことができます。
そうすれば、普段番組を聴かない方々にも聴いてもらえるチャンスができるかもしれません。
最近は、ラジオ番組でもタイムシフト再生が可能となり、過去の番組を聴くことが容易になりました。しかし、それはどちらかと言えば放送後であり、事後的な問題。
リスナーとの距離感を大切にしながら、生放送(リアルタイム)で届くことが前提として作られていることが多いラジオの場合では、前評判を作り出すことも非常に重要だと思います。
最後に
ウェブメディアとラジオが組むことによって、ラジオが放送される「前」と「後」、そして「放送中」の補助コンテンツを作り出すことができる。
また、ウェブメディアにとっては、リスナーの方々が新規の訪問者としてサイトに訪れてくれる可能性がある。
両者にとって、とてもメリットのある話だと思います。
ということで、「灯台もと暮らしと一緒に共同コンテンツを作成してみてもいいよ!」というラジオ関係者の方がいれば、ぜひご連絡ください。
新しいコンテンツの可能性を探ることができれば幸いです。
それでは今日はこのへんで。
ではではー!