「Think globally, Act locally」という言葉について思うこと。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

有料制会員コミュニティ「LIFE MAKERS」の中で佐々木俊尚さんと、佐久間裕美子さんの対談記事が公開されていて「Think globally, Act locally」という言葉が使われていました。

インターネットを駆使してグローバルに考え、地元の同じような想いを持った人やお店と繋がるという発想。

今日はこの言葉の解釈について、自分なりに少し思うことを書いてみようと思います。

「Think globally, Act locally」の意味するところとは?

今の地域移住や地方創生のムーブメントには、インターネットの恩恵があるのは間違いありません。

これまでは、都会から地域に移住してしまったら、必然的に自分の好きな情報をキャッチアップすることはできなくなってしまっていました。テレビや新聞などのマスメディアの画一的な情報だけしか手に入れるだけ。

しかし、今はインターネットがあるおかげで、地域に移住したとしても、自分の好きな情報を気軽に入手することができます。もちろん、その土地のことだけを考えなくてもよい。インターネットに常時接続されていることによって、外の地域、外の人たちとも常に繋がっていられるようになったからです。

今自分がいる場所以外にも、地元の、東京の、香港の、ポートランドの、徳島県神山町の、島根県海士町の……様々な地域の事例を情報として自由に手に入れることができて、他のコミュニティの活動も垣間見ることができます。

その中で、じゃあ自分という思考のフィルターを通して、自分の身体が現存しているローカルに、どのように還元することができるのか。つまりどうやってローカライズできるのか。それがこの“Act locally”という言葉の意味なのかなと。

グローバルに考えるだけでもダメで、今自分がいる場所に対して行動しているだけでもダメ。その両立をしていくことが何よりも重要であり、その成功事例が徐々に増えつつあることが、今のこのローカルの潮流につながっているのだと自分は理解しています。

「灯台もと暮らし」は、グローバルに考えるときの一助を担えるものにしていきたい。

そしてこれを踏まえた上で、「灯台もと暮らし」というメディアをこの一助を担えるメディアにしていきたいと思っています。それこそ「これからの暮らしを考える」メディアという立場で担うべき役割だなと。

どうしても、グローバルと言うと東京やNYのように世界都市をイメージし、ローカルと言うと地方の小さなコミュニティのようなものを捉えてしまいがちですが、東京だってNYだってインターネット上に無限に広がるグローバルからすれば、その一つの構成要素を担うローカルです。

きっと「グローバルに考える」ということの意味は、様々なローカルの事例を眺めながら、その繋がりや違うところ、共通点と相違点を見つめながら自分なりに考えていくことを言うのでしょう。

東京の人たちが徳島県神山町や島根県海士町で活躍する人たちの事例を調べることも“グローバルに考える”ことに繋がりますし、その逆もまた然り。

そしてさらに、そこから得られた知見を各自の身体が存在するローカルに落とし込んで活動していくことが大切。だからこそ、各ローカルで活躍する人々の生活をこのメディアに通して発信して、これからの暮らしを考えるためのキッカケを与えていくことができればいいなと思うわけです。

最後に

先日の「灯台もと暮らしのつくり方」というイベントでも宣言したのですが、これから「灯台もと暮らし」がチャレンジしていきたいのは、日本横断取材海外取材

日本を横断しながら各地域の事例を連続的に見ていくことによって各地域の特徴はより際立ってくると思いますし、日本にとどまらず海外の事例も取り入れながら、その比較対象を徐々に広げていけることで、より多く“これからの暮らしを考える”きっかけを与えていくことができるのだろうなと思います。

それが今自分たちが一番進んでいきたい道。たとえば、以下の様な気づきをより多くの人に得てもらえるためにも。

参照:真のグローバル化とは、徹底的に日本の原風景を理解すること。 | 隠居系男子

それでは今日はこのへんで。

ではではー。

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