インタビュー取材における「またか…」問題について。

今朝、以下のTogetterを読みまして。

『水曜日のカンパネラ』のコムアイさん、フランスで受けた下調べばっちりの取材と日本での「またか…」と思うような取材を比較 – Togetterまとめ

今日はこれを読んだ上で、インタビュー取材における「またか…」問題について少し書いてみようと思います。

(注:以下は一般論の話です。コムアイさんを批判するつもりは一切ありません。)

インタビューであっても、人と人のコミュニケーションの問題。

僕自身、インタビューする側される側どちらも経験したことがあるので、既にネット上に書いてあるようなことを聞かれると「またか…」と思ってゲンナリしてしまう気持ちはとてもよくわかります。

だからこそ自分がインタビューする際は、相手にとって「またか…」と思われるような地雷は踏まないように細心の注意を払っています。

ただ、万が一「またか…」という地雷を踏んでしまった時も、丁寧に受け答えする人の方が圧倒的に印象が良いことも事実です。

取材する側も人間ですから、ここでガラッと態度が変わってしまう人を応援したいとは思わないし、今後取り上げたいとも思わない。

結局これも人と人のコミュニケーションの問題だと思いますし、相手とキャッチボールをする気があるかどうか、そのホスピタリティの問題だと思います。

「またか…」って思ってしまった時こそ、丁寧に受け答えをする。

もし恨むのなら、この人(媒体)から取材を受けると決めた時の自分を恨むべきです。

そして、もう二度と同じミスは犯さないとそこで誓えばいい。

インタビューが始まった後に、取材してくれている人に対してそのイライラをぶつけても仕方ないのです。

それに例えば、目上の人や自分が憧れている大好きな人から「君に興味があるから、一緒に飲みに行こう」と誘われた時に、ネット上に全部書いているようなことを質問されたとしても「またか…」なんて思わないでしょう?

インタビューであっても、いま目の前で相手が自分に対して興味を持ってくれていることは同じこと。

たとえそれが“やらされ仕事”であったとしても、です。

だから僕は、心の中で「またか…」って思ってしまった時は、自分の中に少しでもおごった気持ちがあるんだなと思って、自分のことをなるべく俯瞰するようにしています。

そんな気持ちが湧いてきたときこそ、初めて人から聞いてもらった時のあの嬉しかった気持ちを思い出して、できるだけ丁寧に答えるように心がけています。

最後に

相手の言動にイラッとしてしまうときって、大抵の場合、自分の心の余裕がないときです。

そんな自分を見つけたら、すぐに気持ちを切り替えて、イラッとした状況さえも楽しんでしまいましょう。

既に目の前にいる相手の言動は変えられないけれど、自分の気持ちや言動であれば、その瞬間からいくらでも変えられます。

何事も初心忘れるべからず、だなと。

そんな自戒を込めて今日は書いてみました。

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