10歩先を捉えている人は大勢いる。本当に凄いのはバランス感覚がある人たち。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

さて、意外だと思う方もいるかもしれませんが、時代の10歩先を捉えている人っていうのは、実は結構たくさんいます。

もちろん、時代をジャストで捉えているという人も多い。

そんな中本当にすごいのは、その両方を同時に捉え、尚且つバランス感覚を持ちながら発信できる人だと思います。

椎名林檎「NIPPON」

さて、どうしてこんなことを突然書こうと思ったのかと言いますと、以下の曲の歌詞を読み、度肝抜かれてしまったから。

右翼騒動もありましたが、そんな事はどうでもよくて、「ハレとケの往来に蓄えた財産をさあ使うとき」や「ほんのつい先、考えて居たことがもう古くて、少しも抑えて居られないの」などなど、この一年間で自分がブログで表現できたらいいなと試行錯誤してきた内容が、全てこの1曲の中にぶち込まれていました。

たった4分という時間の中で、自分が言いたかったことを全て明確に代弁してくています。それも全く過不足無い表現で、遠く遠く雲の上を越えていきました。椎名林檎という女性は本当に凄まじいです…。

大切なのは、バランス感覚。

そして何がすごいって、これをワールドカップという日本全国が注目するイベントに合わせて発信してきていることです。しかも「NHK」という公共放送の公式テーマソングとして…。

やはりつくづく思うのですが、大切なのはバランス感覚なんです。

人によっては「半歩先をゆく」と表現する人もいますが、僕はバランス感覚の方がしっくり来るので、ここでは「バランス感覚」と呼びます。

本当に、10歩先のことを言っている人というのは沢山いるんです。そして今をガッツリと捉えている人というのも、かなりたくさんいる。(大事なことだから、2回言いました。)

特に10代の若い子たちっていうのは、感覚が敏感なので今をジャストに捉えていることが多い。
参照:ガールズインフルエンサーの影響力の高さと、その残酷さ。 | 隠居系男子

これを同時に理解しながら、しっかりとバランスよく発信できる人っていうのが、本当の意味ですごい人。

大抵10歩先を捉えている人っていうのは、大衆に合わせられないものなんです。「レベル低いなー。」って思ってしまい、合わせることがたぶん至極退屈になってしまうんでしょうね。

椎名林檎さんは、「ワールドカップ」というタイミングで、「公共放送のテーマソング」という表現方法を使い、自分のメッセージをしっかりと伝えにきました。

もしかしたらこんな時代なので、右翼騒動が起きることもどこかで予感していたのかもしれません。そして、それすらも追い風にして、多くの人にこの曲を届けたいと願ったのでしょう。

最後に

本当に重要な事は「本質を捉えられれるかどうか」や、「未来がどうなるかを予測できること」ではありません。

そんなものは、雑念を取り払っていけば自然と見えてくることなので、二の次でも構わない。

それよりも肝心なことは、それをどうすれば”人に”伝えることができるのか、そのバランス感覚を見極めながら、表現方法やタイミングを探っていくことなんだと、僕は思います。

ワールドカップが盛り上がる中、椎名林檎さんの「NIPPON」を聴いていてなんだかそんなことを考えた次第です。

それでは今日はこのへんで。

ではではー。

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