1ヶ月ヨーロッパに行ってきた編集者が語る、企業における「サバティカル休暇」の必要性とは? https://t.co/fxgA7HjrpN @motokura_PR
— note(ノート) (@note_PR) 2017年4月6日
株式会社Waseiでは、「サバティカル休暇」をみんなで順番に取っていけるように努めています。
上記のリンク先にもあるように、編集者・立花は最近までイギリスに長期滞在していました。
「灯台もと暮らし」編集長・伊佐は今も世界一周の最中です。
参照:株式会社Waseiがリモートワークを成功させるために大事にしている3つの要素。 | 隠居系男子
「前例はないけど、やってみたい!」という理由から昨年度からチャレンジしてみました。
まだまだ経験は浅いのですが、この1年間で「サバティカル休暇」の重要性はとても良く理解できました。
きっとこの制度を導入する会社は、これからドンドン増えてくるのだと思います。今日はそんなお話です。
現代の会社員には、長期休暇が足りない。
今の会社員って、長期休暇を取れる機会が驚くほど少ないじゃないですか。
僕が最近よく耳にする長期休暇は、転職時の有給消化期間ぐらい。
大体、2週間程度から、長くても1ヶ月程度です。
この期間で何かを研究することができるかと言えば、それは結構難しいですよね。
前職の引き継ぎ作業などに追われて、鬼のように忙しかった時期のすぐ後なので、羽根を伸ばしたい時期でもありますし、次の職場への期待と不安でなかなか落ち着くこともできません…。
責任感が強い人ほど、「サバティカル休暇」のようなテンションまではいかないと思います。
フリーランスは、自分が働かないと稼げない。
一方で、フリーランスの方たちが気軽にサバティカル休暇をとれるかと言えば、それもなかなか難しい…。
フリーランスの人たちの一番のネックは、自分が働くことをやめてしまったら、報酬は入ってこなくなってしまうところですから。
相当稼いでいるフリーランスの人しか、長期休暇は取ることはできないでしょう。
駆け出しのフリーランスの人が「サバティカル休暇」を取るという選択は、それすなわち、フリーターかニートに戻ることと同義です。
自己が枯渇してしまわないように。
何かしらコンテンツづくりをしていて、クリエイティブな仕事をしている限り、日常業務から離れて、自己の研鑽を積む時間は必要不可欠です。
そうじゃないと、自己が枯渇していく一方ですからね。
これは、「灯台もと暮らし」で連載している【ぼくらの学び】シリーズのさらに拡大版とも言える話。
参照:これからの暮らしを考えるために【ぼくらの学び】特集、はじめます。 | 灯台もと暮らし
これからの時代に、それでも組織に属する意味とは。
組織に属さない個人が増えてきており、“雑誌づくり”みたいな働き方が当たり前になり始めている現代です。
参照:これからの時代は“雑誌的な働き方”が主流になる。 | 隠居系男子
それでも、あえていま組織に属する意味があるとしたら、「サバティカル休暇」のような休みを柔軟に取りながら、チームのメンバーが順番に成長していくためなのかもしれません。
最近、僕がこのブログでもよく書いている「居場所」という発想にもつながる話だと思っています。
自己と仲間が成長し続けるための居場所。
そうやって、チームで補い合いながら、個々のレベルを上げていくための仕組みや環境づくりをこれからも淡々と整備していきたいと思います。