どうも鳥井(@hirofumi21)です。
昨日、「ことりっぷ」のWeb事業全般を統括している平山高敏さんと久しぶりにお会いして、雑談していました。
最近「ことりっぷ」さんは、色々なウェブサービスやウェブメディアと勢力的にコラボしていて、昨日は朝時間.jpさんとコラボすることが発表されたばかりでした。
カラーミーショップさんとの試み。メディア連携楽しい→手みやげにぴったり♪全国の厳選素材で作る、お取り寄せ和スイーツ8選 | ことりっぷ https://t.co/cia1Xb7nzE
— 平山高敏 (@t_hirayama0227) 2016年2月25日
パリマグさんとのコラボ。→神楽坂で見つけた、パリの空気を感じられるカフェ&ベーカリー5選 | https://t.co/BXFgWCbddv
— 平山高敏 (@t_hirayama0227) 2016年4月22日
朝時間.jpさんとの取組が始まりした!→ことりっぷアプリ写真投稿キャンペーン「#朝時間」|ことりっぷ https://t.co/mnumOhGZnl
— 平山高敏 (@t_hirayama0227) 2016年5月16日
そんな「ことりっぷ」の平山さんと、コラボについてお話させてもらっている中で、ふと気が付いたことがあります。
それは「互いに色がある媒体だからこそコラボできる、コラボする意味が生まれてくる。」ということです。
今日はそんなお話について少しだけ書いてみようかなと思います。
「この色同士が掛け合わさったら、どんな新しい色が生まれてくるのだろう。」
例えば、どれだけ注目を集めていたとしても、色が強くないメディア同士でコラボしたところであまり意味はありません。
なぜなら、そこに新しい科学反応は生まれてこないからです。無色透明同士を掛け合わせたところで、無色透明にしかなりません。
でも、お互いに色があれば、そこでコラボする意味が生まれてくるのです。
「この色とこの色が掛け合わさったら、どんな新しい色が生まれてくるのだろう」というワクワク感。そこに新しい化学反応が生まれます。
僕らが最近始めた「スチーブ」でも、そのメディアの色を「一輪の花」だと捉えて、その色とりどりの花が集まる花壇をつくっていきたいと宣言しています。
参照:スチーブ | そうか、僕らはくらしのプラットフォームを作りたかったんだ。
メディアの閉塞感や停滞感も、コラボで打開できる。
一方、わかりやすくセグメントされたメディアがよく抱える問題の一つに、良くも悪くもカルト的な熱狂につながりがちであるということがあげられます。
いつもの書き手、いつもの読み手、いつもの流れになってしまう…。どんな読者層に刺さっているかわかりやすくなればなるほど、その傾向は強くなります。
それが良い方向に向かっている時は問題ないのですが、それが原因で閉塞感や停滞感に繋がりタコツボ化してきてしまうことも…。
多くのメディアはそれを恐れて、あえてその色を薄めようとしたり、違う新規軸を立てようとしてしまうのですが、それもなかなかうまくはいきません。
そのうちに、メディアとしてのスタンスがどんどんとブレてきてしまいます。
しかし、媒体同士のコラボであればそんな課題を解決することができる可能性を秘めています。
なぜなら、他者とコラボすることで、今までにはなかった新たな視点を生み出すことができるからです。
また読者の幅もコラボすることによって自然と広がっていき、閉塞感や停滞感というものも自然と打開することができます。
だからこそ「ことりっぷ」さんのように、横の連携をドンドン強めていくというやり方は、一つの方法論として大いにありなんじゃないかと思うのです。
そして結果的に、横の連携を強化していく中で、自分たちでも発見できていなかった自分たちの良い側面にも気がつけるようになるはずです。そこで、新しい色を見つけたり、新機軸を作り出すことができるようになるとも思うのです。
最後に
今回の話は、「人」に例えるともっとわかりやすいのかもしれません。
自分一人で新しい可能性を探ったところでたかが知れています。だったら、自分の持ち味を最大限生かして他者と積極的に交流していった方がいい。
世の中を見回してみても、個性のある人同士が、様々なジャンルの方々と交流しています。そして、そのお仕事や交流を通じて、また新しい価値観やアイディアを生み出していますよね。
一方で、どれだけ高学歴・高収入だとしても、代わりがいくらでも効くような職種の人同士であれば、そこに付加価値は生まれてきません。
だからこそメディアも同じように、共感軸が近いメディア同士でコラボしていき、新たなシナジーを生んでいくほうが良いのだと思います。
変化の激しい時代だからこそ、ブレずに自分の色をより強く濃くしていくことのほうが、大切になってくるのではないでしょうか。
何よりそのほうが“インターネット的”であり、この時代を生き抜いていく秘訣につながると思うのです。
そんなことを考える今日このごろ。
それでは今日はこの辺で。
ではではー!