またミャンマーへ行きたい、どうも鳥井です。
以前このブログでミャンマーの携帯電話事情を書いたら、佐々木俊尚さんにも朝キュレでご紹介して頂き、多くの方に読んでもらうことが出来ました。ミャンマー・ヤンゴンの携帯電話事情 | 隠居系男子
そのころは、まだミャンマーの携帯電話について記事を書いても、特に注目されることもなく流されることが多かったのですが、最近「ミャンマー SIMカード」という検索キーワードで、かなり自然検索流入が増えたので(感覚的には2〜3倍)やはりミャンマーの注目度が高まっている証拠なんだろうなと。
今回はあれから3ヶ月経過してみて、今現在ミャンマーのSIMカードがどのような現状なのかを改めて書いてみようかと思います。
ミャンマーのSIMカードの普及率
この記事を書こうと思ったきっかけはこちらの記事。
情総研レポート – SIMカード大幅値下げで激変のミャンマー:ITpro
この記事の中に、興味深い表が掲載されていました。
ミャンマーのSIMカードの普及率が2012年で10%以下となっていますが2013年の現在でもそれほど変化はしていないと思われます。
4月に規制緩和され、格安SIMカード(1枚あたり150円)が提供されてはいるものの、提供している企業のモバイルネットワークのインフラが脆弱なため、まだ販売枚数制限が存在しているからです。聞くところによると、1ヶ月に35万枚程度しか販売することが出来ていない現状らしいと。
以前の記事にも書きましたが、ミャンマーでのSIMカード販売は電化製品を取り扱っているような量販店ではなく、各地方自治体の窓口での販売となっています。だから、毎月各地方自治体の窓口には長蛇の列なんだとか…。
もちろん、外国人旅行客がこれを手にすることは出来ません。
SIMカード普及の起爆剤となりそうなのは…
上の表では、ミャンマーのケータイ普及率75%に到達するのは3〜4年後と見積もられています。西暦で言うと2015〜2016年が目安となっているみたいですね。
では、その起爆剤となりうるモノは一体何なんでしょうか?
今年の6月頃、ちょうど僕らがミャンマーに行って帰ってきた頃ぐらいに、ミャンマーでは海外通信事業者2社に、通信免許を付与することを決定しました。
それが、カタールのOoredooと、ノルウェーのTelenor。
今後、予定されている通り、今年の9月までに海外通信事業者2社に通信免許が正式に交付されれば、それにより一気にSIMカードの普及が始まり、ミャンマーでも他の東南アジア同様、プリペイド式SIMカードが購入できるようになるかもしれません。(今現在は、海外旅行者の場合、空港でレンタルする方法のみ)
ただ、通信速度などは、それほどすぐすぐには改善されないと思われるので、ストレス無く使うというのは難しいと思われます。
しかし、やはり速度が遅かったとしても、ネットに繋がると繋がらないでは雲泥の差があるので、そのへんはぜひとも期待したいところです!
ミャンマーではオフラインアプリが必須
モバイル通信環境は上記のような状態なので、ミャンマーでネット環境を満足に使うためには、高級ホテル(もしくはそのラウンジ)のWi-Fiを使うしかありません。
高級ホテルのラウンジと行ってもコーヒー1杯で300円程度なので、比較的気軽に入ることが出来ると思います。
ミャンマーに着いたら、ここで情報収集を行い、以下の様なアプリを使ってローカルに保存しておくことを強くオススメします。
最後に
これだけネット漬けになっている日本人が、ミャンマーにいくと必ずネット環境で悩まされます。たぶん最初は相当イライラしてしまうはず。
しかし、よくよく考えればこれはこれで悪くなく、「異国に来たな」っていう感覚が味わえる稀有な国であるとも言えます。
紙の地図を広げながら、町中を歩いてみるのも非常に面白いものですよ。治安が本当に良い国なので、そんな外国人を見つけても、詐欺やボッタクリをしようとはしてきませんし、それどころか丁寧に場所を教えてくれるかもしれません。
実際に僕らもミャンマーでは「地球の歩き方」にかなり助けられました。今では逆に味わえなくなった、そのような一昔前の旅気分をミャンマーで味わうというのも、オツなのではないでしょうか。
それでは今日はこのへんで。
ではではー!
鳥井弘文
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