他者への指摘を発言した時に生まれる、気付きと責任感。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

年末の「2014年1度も欠かさずに聴いたPodcast番組5選。」という記事でも紹介したように、「リーダーズ・セレクション」という有料ポッドキャストを最近欠かさず聴いています。

良書を厳選してダイジェスト版が配信される番組で、今回聴いたのは夏まゆみ著「エースと呼ばれる人は何をしているのか」。

ここで語られていた「人の振り見て我が振り学べ。」という話が非常に印象的だったので、今日はこの部分を少しご紹介してみようと思います。

「人の振り見て我が振り学べ。」

夏まゆみさんといえば、僕らの世代だったら知らない人がいないであろう振付師さん。そう、あのモーニング娘。の振付師だった方です。

これまでに手掛けたアーティストはなんと200組以上だそう。その中で「エースと呼ばれる人の共通点とは何か」を語っているのが本書です。今回この本のダイジェスト版を聴いて、共感したのはその教育方針の部分。

夏さんは、生徒さんにダンスを教える時に生徒同士でお互いのダンスを批評させるそうです。

その際のルールは「絶対に相手のことを褒めないこと」。「欠点」「改善すべき点」だけ述べさせるようにしているのだそうです。

その意図は、「仲間の失敗を指摘したからには、次に自分の同じミスをするわけにはいかない。他者への指摘を言葉にした瞬間、気づきと責任感が生まれるからだ。」と言います。

この教育方針は結構えげつないなぁと思いながらも、考え方は非常に共感できました。

他者に公言するからこそ生まれる、自己に対する責任感。

僕も、ブログで他者が犯しがちなミスに対して言及することがあります。

約束を守る。

時間を守る。

著作権を守る。

バイラル系の2次コンテンツでアクセスを稼ぐのはかっこわるい。

…などなど、どうしても気を緩めてしまうと、自分も同じようなミスを犯してしまいそうだからこそ、あえて「これはよくないことだ!」とブログで公言しています。

自分が他者に公言してしまった以上、絶対に同じ轍を踏まないぞという感覚になるからです。

つまり、公言することによって、そこに責任感が生まれてくるのです。これは絶大なる効果を発揮します。最近、それを自身の体験をもって実感することが多かったので、今回の本で言われていたことはとても共感できました。

以前もこのブログで何度かご紹介したことのある、松浦弥太郎さんなんかもこの効果をとても上手く利用している方ですよね。

参照:松浦弥太郎著「いつもの毎日。衣食住と仕事」を読んで。20代で“定番”があるってホント? | 隠居系男子

最後に

リーダーズセレクションは、今回のように普段はあまり手に取らないような本もオススメしてくれるので、結構気に入っています。

1冊を15分、3000字程度に要約してくれて、サクッとポイントだけを読み上げてくれるので、気軽に聞けて自分のアンテナにも引っかかりやすい。

ここで気になった本があれば、実際に手に取ってみればよくて、今回ご紹介した「エースと呼ばれる人は何をしているのか」もオーディオブック版がでていたので、早速聴いてみようと思っています。

エースと呼ばれる人は何をしているのか

もちろんKindle版もありますよ。こっちのほうが500円ぐらい安い。ぜひ気になる方は、どちらもチェックしてみてください。

それでは今日はこのへんで。

ではではー!

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