dマガジンと昔の雑誌と、温故知新。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

以前もこのブログで紹介したことのある、docomoの電子雑誌の定額読み放題サービス「dマガジン」。このdマガジンで今「1周年&200万契約突破記念キャンペーン」が行われています。

その中の一つ、各雑誌の創刊号が読める企画がとてもおもしろかったので、今日はこのキャンペーンをご紹介してみようと思います。

参考:dマガジン1周年&200万契約突破記念キャンペーン dマガジンがレトロに!創刊号が勢ぞろい♪ | dマガジン

雑誌の創刊号が勢揃い。

全てではないですが、dマガジンに掲載されている雑誌の創刊号がずらっと並んでいます。

古くは1885年創刊の「週刊東洋経済」から、2013年創刊の「GOLD」まで本当にずらっと並んでいます。以下、掲載されている雑誌の一部です。

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画像引用元「ファミ通」「EYE・COM」「Hot-Dog PRESS」などの懐かしの創刊号を電子化、NTTドコモ「dマガジン」で期間限定配信 -INTERNET Watch

ただ全文が読めるわけではないことには注意が必要です。ものによっては2〜3ページしか読めないということもあります。

読める部分はかなり限られていますが、それでもその時代の空気感が伝わってくる。目次や特集内容を見ているだけでも十分興味深いです。

今も続いている雑誌も、当時と今とでは内容が全く異なっていたりするんですよね。

たとえば、コスパや品質に徹底的にこだわる雑誌で有名な「Begin」の創刊号の表紙には「ホンキでポルシェが欲しい」「六本木の交差点でBMWを鼻で笑うバイクが欲しい」と書かれています。(1988年創刊で、僕が丁度生まれた年です。)

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画像引用元:dマガジン 公式アプリ

1988年はバブル絶頂期だったと言いますが、その時の空気感がこの「Begin」の創刊号を読んでみて、妙に生々しく理解することができたような気がします。

「灯台もと暮らし」編集部、1950年代の「暮しの手帖」に学ぶ。

少し話は変わって、最近「灯台もと暮らし」編集部では、1950年代ごろの「暮らしの手帖」を読んでいます。

発酵デザイナーの小倉ヒラクさんに「この時代の『暮らしの手帖』の特集企画の作り方は、マジでおもしろいから読んだほうがいい!」と薦めてもらって、編集者の立花が神保町の古本屋までわざわざいって買ってきました。

僕もみんなと一緒にサラッと読んでみたのですが、温故知新とはまさにこのことです。今の時代とは全く比べ物にならないほど作り込みされています。

もちろん、技術的な問題で装丁やレイアウトなどは今よりも拙いのですが、文章やイラストの選び方などその一つ一つがものすごく丁寧で、間違いなく編集者さんの熟考を重ねた結果、一手間かけて作っていたんだろうなぁ、ということが紙面から読み取ることができます。

そしてなによりも、作り手の責任感みたいなものが紙面からヒシヒシと伝わってくるんですよね。自分たちが読者の「知る権利」を支えているんだ!ぐらいの気負いを感じます。今の紙媒体にもウェブ媒体にも圧倒的に欠けている部分ではないでしょうか。

きっとこのあたりの話は、来年の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で描かれるはずなので、今からとっても楽しみにしています。

参照:平成28年度前期 連続テレビ小説「とと姉ちゃん」制作のお知らせ | 連続テレビ小説 | ドラマトピックスブログ:NHKブログ

最後に

過去の雑誌を読むことで、学べることがたくさんあります。特に、今ウェブメディアを運営している方々にこそ、昔の雑誌を読んでみて欲しいと思います。

神保町の古本屋まで足を運べ!とは言いませんが、今はこうやってdマガジンのようなwebサービスを使うことによって簡単にそれを読むことができるので、こんなチャンスを逃してはもったいない。

あ、念の為に書いておきますが、今回の記事は当然dマガジンの広告記事などではありません。純粋に紹介しておきたいから書いています。

dマガジンは、やっぱりただの雑誌読み放題サービスじゃない。この特集もWebサービスの枠を越えて、とても意義のある取り組みだと思います。docomoのサービスではありますが、作っている人たちの意気込みのようなものがしっかりと伝わってくるサービスで、より一層dマガジンが好きになりました。

参照:dマガジンで週刊誌に目を通す習慣をつけるススメ。 | 隠居系男子

昔の雑誌に興味がある人は、ぜひ使ってみてください。

それでは今日はこのへんで。

ではではー!

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