どうも鳥井(@hirofumi21)です。
以前書いた以下の記事。
「ファッド→ファッション→スタイル→トラッド」最近の若者の中にある“道にしたい欲求”について。 | 隠居系男子
この記事内で「なぜ若者は道にしたがるのか?」っていう話が曖昧なまま終わってしまっています。最近その理由がなんとなくわかった気がするのでそんな話を少しだけ。
道にすると、人生の真理を追究するための手段として残る。
〇〇道にすれば、ブームで終わらない。将来的にたとえソレの需要や必要性がなくなったとしても、人生の真理を追究するための手段として残る。色々なものが驚くほど速いスピードで役目を終えようとしている今、だから僕らは本能的に道にしようと思ってしまうのかもしれない。
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2016, 2月 8
つまり、後世に残すための手段、それが道にすることなのか、なるほど。
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2016, 2月 8
「2100年までに日本の人口は半分になる。」
さて、最近「地方創生」と必ず一緒に語られる話で、日本の人口問題があります。
簡単に言ってしまえば、2100年までに日本の人口が4,700万人まで減ってしまうかもしれないという話です。
下記の「灯台もと暮らし」の記事内で海士町の信岡さんがわかりやすく語ってくれているので、知らない方はぜひ読んでみてください。
参照:【島根県海士町】ヒトが絶滅危惧種?日本を変えないと海士町は変わらない:第2回 | 灯台もと暮らし
過去の遺産や歴史にしたくないから、道にする。
確かになくなるのは辛い。でもなくなるのは自明である。
それは「もう既に起こった未来」なわけです。
だからこそ、道にする。
過去の遺産や歴史にしたくないから、道にする。
それが本当の意味で、後世に残すための手段なのではないのかなぁと思うわけです。
その土地で育まれたもの、その土地の気候風土に根付いているからこそ得られる感覚というのは必ず存在するはずですから。
参照:「ガウディ×井上雄彦 -シンクロする創造の源泉」でガウディに全く心惹かれなかった理由と、心底行ってよかったと思う理由。 | 隠居系男子
そこを出発点にして得られた気付きを、その地がなくなってしまう前にきっと道にしていきたいんだと思っているのではないでしょうか。
そして、心の何処かでもう気付いているのだと思います。その気候風土から生まれたことを道にする以外の方法で、この日本という島国が、本当の意味でグローバルに通用するものを生み出すことはできない、と。
参照:真のグローバル化とは、徹底的に日本の原風景を理解すること。 | 隠居系男子
最後に
今日の話は、ものすごく抽象的な話です。
ただ、今若者の中にある漠然とした道にしたい欲求、「形として残すとか、規模として残すということばかりにとらわれない、とらわれたくない」という感情は、こういう感覚に起因しているのではなかろうかと。
以前書いたジブリの話にも近いかもしれませんね。
参照:スタジオジブリが企業として継承できなかったことの何がいけないのだろう? | 隠居系男子
今まで考えてきたことが色々と繋がった日だったので、まだまだ曖昧ながらもブログにまとめておきました。
読んでくださった方の何かしらの参考になれば幸いです。
それでは今日はこの辺で。
ではではー!