「流行」と「自分で考える」ということの関係性。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

最近は、ゆっくり本を読んだり映画を観たりという時間がないので、Podcast番組がインプットのメインとなっています。

参照:通勤電車をゲームセンターではなく、情報収集の場にしませんか。 | 隠居系男子

今日は、そんな中、またまた「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」からで申し訳ないのですが、そこで語られていた「結婚と流行について」の話が非常に面白かったので、ここでご紹介してみようと思います。

結婚と流行の関係

番組の中で団塊ジュニア世代の方たちが、結婚しない理由をあーだこーだと語った後、鈴木敏夫さんがこの現象について総括した話があまりにも的を射ていたので、以下にその言及部分をまとめてみます。

団塊ジュニア世代は結婚しない人が多い。でも、見てて面白いのは、今の若い世代はみんな25歳前後で結婚している。

どんどんみんな早く結婚していっている。そして、結婚しない人たちが少数派になっていく。「誰でもいいからはやく結婚しよう」という人達がこれから増えていくはずだから。

そうすると「結婚なんてしない」と主張していた団塊ジュニア、具体的には今現在37〜45歳の結婚しない人々が、どんどん少数派になっていく。

「自由だから」とか「結婚しても意味があるのか」とか言っているけれど、ものすごい客観的にみると、結局2人(団塊ジュニア世代の出演者)は流行に乗っているだけなんだよ。

その団塊ジュニア世代の大反省として、次の世代はドンドン結婚している。

結婚しないと、また以前と同じような時代が来て、「結婚していない奴は変わり者」と呼ばれるようになる。

そうやって各世代をトータルで見ると、「団塊ジュニア世代って変なやつらだ」って思われるんだよ。

だから、何をいいたいかって言うと、「決して自分で決めたわけじゃないだろう」ってこと。

要するに結婚しないという選択は、「時代の流行に乗っただけ」なんだよ。

年取ってきて、俺つくづく思うんだけど「自分で考えて、自分でやった」と思っていることが、「どうもそうじゃないみたい」だなと。

じゃあ、なぜみんなそんな選択をしてしまうのか?

結局は皆で渡れば怖くないからだよ。

色々なものって、その時代が支配する流行、考え方でドンドン変わっていくから。

鈴木敏夫のジブリ汗まみれ – TOKYO FM 80.0 – 鈴木敏夫

時代と流行の関係

今回の結婚の話に限らず、今の世の中に蔓延っていることというのは、きっとそのほとんどが「時代の流行」なんだと思います。

それが真理かどうかというのとは、全く別次元の話。

働き方ひとつとってみても、まるで工業製品かのごとく没個性的になることが求められてしまう就職活動も流行していれば、それに中指を立てて海外に出たり、地方で働くというのも、結局は流行です。

ネット依存になったり、その反動で情報断捨離をするのも、間違いなく流行。

要するに、メインストリームとそれに向けられたアンチテーゼというのは、どこまで行っても「流行」でしかないということです。

でも、この時代に生きていればそれは避けては通れないこと。

なぜなら、「自分の中で考えて、何か行動に落としこむ」ということは、きっとそうやって時代と向き合うことだからです。

それはある意味で、自分はこの時代に対して、どの流れに乗ることが良いと思っているのか、それを明確にして実行に移すことでもあると思います。

参照:なぜ僕は、毎日ブログを書くことを辞められないのか。 | 隠居系男子

所詮「流行に乗るな!」という方が無理な話であって、そもそも「自分で考える」という事は、今現在だけではなく、「現在・過去・未来、その中で流行する(した)モノ」に対して、今という時間軸、自分という存在を前提とした上で、自分は何を選びとるに至ったのかというその過程そのものなのかもしれません。

選びとったものが最終的に「流行」の一端であっても、その過程がまさに「自分で考える」という行為なのでしょう。

最後に

ド真ん中で本質をついたモノに対して、今っぽいミーハー心たっぷりで乗っかっていきたい。

なんだか最近はそんな風に考えることが、それこそ自分の中で“流行”しています。

「何を選びとったのかではなく、どう選びとったのか」

うまく表現できませんが、そんな風に考える今日このごろです。

そして、この関係性の中に「直感」というものをどう落としこむのか、その関係性を探るのが目下の課題です。

きっとそれが分かれば、もっと楽しくなるはずです。

それでは今日はこのへんで!

ではではー!

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