BRUTUS「東京特集」にみる、新しい東京の姿。

BRUTUS (ブルータス) 2014年 4/15号 [雑誌]

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

昨日発売された「BRUTUS 東京特集」。

今「MATCHA」でも「東京」をメインに紹介しているので、これは読まないと!ということで早速読み終えました。

今回は、この特集の中から気になったものを、幾つかご紹介してみようと思います。

BRUTUS 東京特集

まず、巻頭部分には以下のように書かれています。

なんかまた東京が面白いようだ。

新しいショップ、レストラン、スーパーマーケット、博物館、バーなど、街のあらゆるところで刺激的な事が起きている。問題はソレに気づいているかどうかだろう。

赤坂でとびきりうまいケーキを食べてから、夜は目黒のあの店に出かける。今日は植物を買いに浅草橋まで行ってみるか。そんなふうに、縦横無尽に東京の街を楽しむことができたら実にいいと思うのだ。

東京は奥深い。住んでいる人もこれから来る人も、濃密な時間を過ごすためにするべき101のことをリストアップした。

わかるようでわからない、この感じがなんともBRUTUSらしいのです。

興味深かった特集

今回の東京特集では、全部で101のことを各特集ごとに切り分けて、紹介しています。

その中から「この着眼点は興味深い!」というものをピックアップしていきます。

東京に来た人にも住んでいる人にも行って欲しい「おすすめの場所」はどこですか?

各ジャンルで活躍している方々に、東京でおすすめの場所を3つずつ答えてもらっている特集。

選ばれている方々はド直球に有名というわけではなく、その界隈では有名というような方々ばかり。それでも結構なページ数を割いていて、一昔前じゃあり得なかったような感じの構成。

ここでも、主流は「キュレーション」に移ってきているのだなと実感させられます。

日本橋で出逢える、100のモノとヒト。

今回の東京特集では「日本橋」をかなり推しているようで、結構ニッチなところまで取り上げられていました。

僕がその中でも気になったのは、「日本橋だし場」(NIHONBASHI DASHI BAR)というダシを味わえる「BAR」と、「村田眼鏡舗」という老舗の眼鏡屋さん。このメガネ屋さんは、なんと一本45万円もするメガネをオーダーメイドで作って頂けるようです。

日本橋という街を取り上げて、その中での古き良きお店と、新しいお店の見せ方のバランスが非常に良かったなと思います。

「TOKYO AREA STORY」

東京をエリアごとに区切って、テキストとイラストだけで、その街の雰囲気を伝えている特集。

この特集の面白いところは、選ばれているエリアです。

東京駅、日本橋、裏銀座、新橋、虎ノ門、武蔵小山、表参道、渋谷〜神山町、新宿三丁目、中野、赤羽、千住、神田、清澄白河、押上・業平

統一感のあるようで全くないこの感じが、新しい「東京」を象徴しているなと。

従来であれば絶対に取り上げられていたであろう、中目黒や西麻布、三宿など、西の東京お洒落スポットが含まれていないところもポイント高いです。

新しい東京を感じに行く、今、じわじわ盛り上がっているストリートは、この7つ

各「通り」ごとに、スポットを当てているこの特集。

東京という街が更に細分化されてきて、街ごとではなく、通りごとに色が変わってきたというのは僕達も感じていたところだったので、非常に興味深かったです。

ここで取り上げられている「通り」は、以下のとおり。

キラー通り(外苑西通り)
レンガ坂通り
下北沢一番街
旧山手通り
世田谷通り
百軒店通り
荒木町通り

少し残念だったのが、各通りの紹介は1,2行でだけで、あとはそこにあるお店をピックアップしていたので、各通りごとの色をもっと追求して欲しかったなと。

最後に

あとは、「外国人旅行者に教えてもらう、東京で訪れるべきとっておきスポット」という、なんだか非常にそれっぽい記事もあったのですが、ここは見て見ぬふりです。笑

総括すると、新しい「東京」という感じは受けましたが、かなり期待していた分だけあって、正直もう少し攻めて欲しかったかなと。もっと、ガッツリと振りきってしまっても良かったようにも思います。

個人的には、以前紹介した「Pen」の東京特集のほうが好きでした。

参照:Pen「東京の楽しみ方教えます」特集にみる新しいライフスタイルの提案の仕方 | 隠居系男子

あと、今回の特集の名前が「東京で見る、買う、食べる、101のこと」だったので、先日ローンチされた経産省主催のウェブサイト「100TOKYO」と被っているような気も…。その辺りが大人の事情的に大丈夫なのかなと、少し不安になってしまいました。

参照:経産省主催 東京のユニークを集めた「100 Tokyo」がローンチ | Hibilog | 世界一周と日常と考察ブログ

なにはともあれ、東京がまた新しい形で盛り上がってきていることは非常に良いことだと思います。

「MATCHA」もその一助を担えるように、更に精進していきたいと思います。

それでは今日はこのへんで!

ではではー!

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