どうも鳥井(@hirofumi21)です。
最近、打ち合わせ後の一杯のコーヒーの時間にとても救われています。
具体的には、先輩経営者の方などに「コーヒーでもどうですか?」と軽く誘われて、コーヒーを飲みに連れていってもらうだけです。
それでも、ここでのお話が今の自分にとっては、とても大きな学びになっている。今日はそんなお話です。
「最近どうですか?」から始まる何気ない会話。
何か具体的に話したいことがあって、コーヒーを飲みにいくわけではありません。
「最近どうですか?」から始まる何気ない会話です。
でもこの時間に繰り広げられる雑談の中に、ヒントが満ち溢れているんです。
「打ち合わせ」というのは、事前に話し合うべき内容が決まっています。それについて話し合うためにお互い時間を作って1箇所に集まっているわけですから、その内容についてだけ言及するのが礼儀。
なにか個人的に聞いてみたいことがあったとしても、打ち合わせ中にその話題を持ち出すのは失礼です。
でも、特に話題が決まっていないこのコーヒーの時間は、そうではありません。
自分が普段気になっていること、不安に思っていること、相談したいことなど、なんでも思いっきり相手にぶつけることができます。
1杯のコーヒーを飲み終える時間なので、気兼ねない。
「直接会って話すことの重要性」が言及されることは多いですが、直接会うことの意味って僕はこういうところにあると思っています。
ネット上のメッセージや音声通話では、この時間を作り出すことは不可能です。
もちろん、打ち合わせ後の雑談でもいいんですが、それともまた少し違う。
場所を変える、飲み物を変える(共にカフェイン摂取する)ことによって、気持ちも大きく切り替わるので、話す内容がガラッと変わっても問題ありません。
しかも、1杯のコーヒーを飲み終えるぐらいサクッとした時間なので気兼ねなく話せます。
1回で2〜3時間を消費してしまう飲みの席よりも、相手の時間を拘束してしまっているという罪悪感が小さくて済むのです。
高校生の頃の原体験。
こんなことを頭の中で考えていたら、ふと自分の原体験を思い出しました。
高校生の頃、よく通っていた原宿のお店。
ここの店員さんは変わっていて、一通りお店の中で会話した後は、いつもコーヒーを飲みに連れて行ってくれたんです。
そのときは近くの自販機まで行って、缶コーヒーを1本飲むだけだったんですが、この時間がとても心地よかった。
さっきまで、お客さんと店員さんの関係だったのに、ここからは個人対個人の関係に変わるのです。
「最近どう?」から始まるただの雑談、でもその時間の中で僕はドンドンその人のことを信用していきました。
今思えば、完全に僕は彼の人心掌握術にハマっていたわけですが、今でもこの時に教えてもらったことが、自分の中で大切な学びになっていることは間違いありません。
いつもツイキャスとかで言っている「何に中指を立てるのか」っていうお話も、あの時に教えてもらったことです。
「何に中指を立てるのかって、実は大事なことなんだよねぇ〜」って、その人が何気なく言っていた姿がずっと頭から離れなくて、今でも鮮明に思い出すことができてしまいます。
最後に
今までは、一方的に教えてもらうだけでした。でもこれからは自分も後輩に対して徐々に徐々にこの恩返しをいていきたいなあと思っています。
5分刻みでスケジュールが組まれている経営者の方々も素晴らしいなとは思いますが、打ち合わせ後に1杯のコーヒーを飲むための時間的な余裕は常に持ちあわせていたいなと思う派です。
あ、最近よく思うのですが「夜一緒にお酒飲みに行きたいなあって思える人と、お昼に一緒にコーヒー飲みに行きたいなあって思える人」との関係性を大切にすることってとても大切な気がします。
そんな人達と仲良くなりながら、お互いのことを尊重できるような関係性を築いていくことができれば、人生はより豊かになっていくのではないでしょうか。
東京に住んでいるなら、なおさらです。
参照:「匿名性」と「コミュニティ」東京の田舎化に思うこと。 | 隠居系男子
そんなことを考える今日この頃です。
それでは今日はこの辺で。
ではではー。