どうも鳥井(@hirofumi21)です。
仕事で日本全国もしくは世界中を飛び回っている人という方は多いと思います。旅や観光が好きな人の中には、仕事で色々な場所に訪れている人を羨ましがる方もいるでしょう。
しかし、仕事でその地へいかなければならない状況というのは、本当の意味では旅ではありません。
自分で全てを手配して、勝手にその地を訪れること。それこそが本当の旅である。今日はそんなお話について少し書いてみようと思います。
行くと決めた瞬間から、旅ははじまる。
出張の場合、色々なモノが既に準備されている状態から始まります。
準備されたチケットを使って、準備された仕事を行い、準備されたホテルに泊まって、準備された場所で飲み会をして、また同じ交通手段で帰ってくるという感じ。
しかし、それではその土地の本当の姿は見えてきません。
旅行に行くまでの手続きの煩雑さだったりアクセスの悪さだったり、自分が事前に調べたことと行ってから感じることのギャップ、その他ありとあらゆる要素によって、僕たちは本当の意味でその地を理解することができます。
その地へ行くことを決意し、その地を意識し始めた瞬間から旅はもう始まっているというわけです。
面倒くさい部分を人任せにしない。
そういった要素を全て人任せにしてしまうのと、旅先で得られる経験にも雲泥の差がでてきてしまいます。
旅には、確かに面倒くさい事が山程待っている。おいしいところだけを体験して、あとは全て人任せにしてしまいたい!と思ってしまうようなことばかりです。
しかし、その過程を自分で経たからこそ理解できることを本来は重視するべきなんです。
仕事にかぎらず、現地の人を訪ねて行く旅でも同様です。
どうしてもその地を知る詳しい人に頼ってしまいがち。しかし、そこでぐっとこらえて自分で手配できるものは手配してみること。おもてなししてもらう部分と、自分で準備する部分を明確に分ける必要があるわけです。
たとえ仕事であっても、人に招待された場合であっても、可能であれば1日は全く自由な時間をつくった方がいい。自分ですべてを決めるという日を1日つくるだけでもだいぶ違ってきます。それは個人の経験を通しても強く思うことです。
最後に
今日のお話は、何度かこのブログでも紹介した「佐々木紀彦×東浩紀「強いネットを『弱く』するには——東浩紀『弱いつながり』(幻冬舎)刊行記念トークショー第1弾」」というイベントで東さんが似たようなことを言っていたのがきっかけです。
参照
現代を生きる旅好きの若者に読んで欲しい!東浩紀著『弱いつながり 検索ワードを探す旅』 | 隠居系男子
いま「物理空間のファジーさ」を体感するということ。 | 隠居系男子
個人的にもずっと思ってきたことだったので、自分の言葉に置き換えて今回書いてみました。
もちろん今回の話は「旅」だけに限らず、どこかの地に「住む」ときにも同じことが言えると思います。
海外であればビザや旅券、賃貸物件など、そういった面倒な部分を企業任せにしてしまうのではなく、全て自分で手配してみること。自分でやったかどうかによって、同じ滞在期間でも全く別の経験になってくるはずです。
参照:「すごい勢いで日本化するアジア」を読んで思うこと。 | 隠居系男子
どこか見知らぬ地に訪れる際は、ぜひ面倒くさいことも自分でやるようにしてみてください。同行する人たちからも喜ばれますし、自分の経験にも繋がって一石二鳥ですよ!
それでは今日はこのへんで。
ではではー!