今年の5大テーマと共に振り返る、2014年ホントに読んでよかった雑誌10選。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

さて、今回は昨年に引き続き「2014年ホントに読んでよかった雑誌」をご紹介してみようと思います。

参照:2013年ホントに読んでよかった雑誌5選。 | 隠居系男子

最近の雑誌は電子版が発売されることも多く、Amazonや大型書店(ジュンク堂など)でもバックナンバーが手に取りやすくなりました。そして何度もこのブログで書いてきたように、雑誌のコンテンツはウェブに比べてとてもクオリティが高いです。

今回は、今年を振り返る上でぜひ読んで欲しい雑誌を、今年世間で注目された(自分が勝手に注目した?)5つのテーマと共に、10冊程ご紹介していこうと思います。

1.「日本」が改めて注目された年

言うまでもないですが、今年は「日本」という国が非常に注目された年でした。

訪日外国人数の急増日本人の趣味の多様化など、国内外問わず、日本を改めて捉え直してみようという動きがとても盛んだったと思います。雑誌でもその流れは顕著で、特に僕が好きだったのは下記の2誌。

特に好きだった号のリンクを貼っています。ただ、「日本の魅力、再発見 DiscoverJapan」と「日本の大切なモノコトヒト YUCARI」の2誌はどれもクオリティが高いので、まだ本誌を手をとったことがない方はどの号からでも構わないと思います。

参照:日本を知るために読みたい雑誌5選。 | 隠居系男子

2.日本の中でも「東京」が注目された年

さて、日本が注目される中でも特に注目されたのが「東京」という街です。今年、以下の4誌が一斉に東京を取り上げていたのは非常に面白い現象でした。

各誌を比較しながら読むと、各誌の特色の違いなども見えてきて更に楽しめると思います。ヘタな東京観光ガイドなんかを買うよりも、この4誌を見たほうが「今の東京」を理解できるはずです。

参照
BRUTUS「東京特集」にみる、新しい東京の姿。 | 隠居系男子

Pen「東京の楽しみ方教えます」特集にみる新しいライフスタイルの提案の仕方 | 隠居系男子

POPEYE「東京特集」からみる、ディープな東京とゲストハウス。 | 隠居系男子

3.「わざわざ行く、目的を持っていく」“体験価値”が注目された年

上記の「日本」や「東京」という切り口にも絡んできますが、今年はSNSやECサイト流行の反動で、「体験」「実際に足を運ぶ」ということが改めて注目された年でした。その中でも興味深い特集を組んでいたのが「EYESCREAM」です。

「わざわざ足を運びたい、そのお店を目的地として行ってみたい」そう思わせてくれるようなお店を「デスティネーション・ストア」と銘打ち、都内の一見わかりにくいところにあるお店を紹介しています。

「大通りに面したお店ではなく、見つかりにくいお店に迷いながら訪ねていきたい」今の時代のそんな気分を表現してくれている特集となっていました。

4.女性の時代が到来した年

さて、今の時代の気分といえば、今年は「女性が男性に期待をしなくなった年」でもあったのではないでしょうか。まさに「女性の時代」の到来といえるような年だったと思います。

来年はこの流れが更に加速していくのでしょう。そしてこの流れを代表しているのが以下の雑誌でした。

参照:女性ファッションに全く興味がない男性にめくってみて欲しい雑誌「ONKUL」と、女性の時代。 | 隠居系男子

5.「ローカルで暮らす・働く」が注目された年

今年は「ローカルで暮らす・働く」という流れも加速しましたよね。それを一番うまく表現しているのが、手前みそですが「TURNS」だったと思います。

参照
雑誌「TURNS」で隠居系男子の連載始まります!第1回目はピースオブケイク代表・加藤貞顕さん | 隠居系男子

「TURNS」内田樹インタビュー「地方でとことん突き詰めて考える」ということ | 隠居系男子

先日、TURNS編集部の方と打ち合わせした時にとても興味深かったお話が、「ここにきてまた地方に移住している人がドンドン増えてきている!」ということです。

創刊号を出したとき、関係者の方から「これで全部紹介し尽くしたね!」と言われらしいのですが、全くそんなことはないとのこと。むしろネタが尽きるどころか紹介したい場所や人がドンドン急増しているようです。

確かに僕のまわりの人たちも、「ローカルで暮らす・働く」ということを真剣に考え始めている人たちが増えてきました。この流れも、来年あたりに一気に加速していきそうです。

最後に

今年、ネットコンテンツはバイラルメディアブームの影響などで、さらに玉石混交の状態が加速してしまいました。

もうすぐ絶滅するかもしれない」といわれている雑誌ですが、今こそウェブコンテンツが好きな人たちに改めて雑誌を読んでみて欲しいなと思います。「雑誌のコンテンツってこんなにクオリティが高かったんだ」と思ってもらえるはずです。

それでは今日はこのへんで!

ではではー!

追記:続きを書きました。
「雑誌を読む」という行為の定義はなんだろう? | 隠居系男子

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