年末年始、本当にいろいろな本に目を通しました。
通読したものに限らず、「はじめに」と「終わりに」だけ目を通した本もたくさんあります。
そこで気がついたことは、最近書かれている本は本当にすべて結論が似ているなと。
リベラルか享楽か、そのどちらかの答えに帰結する。
どちらも答えを掲げているようでいて、答えが一切提示されていないとも言えます。
そこでふと気が付きました。
いま大切なのは結論じゃなくて、「問いの立て方」なんだと。
起きている事実を淡々と列挙した上で、どんな問いを立てるのか?
いま売れに売れている『君たちはどう生きるか』だってひとつの問いの立て方であり、その問いを読者と共有しているからこそ多くの共感を生んでいるわけです。 続きを読む