カテゴリー別アーカイブ: 書評

庭師・佐野藤右衛門『桜守のはなし』

桜守のはなし

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日、ふらっと本屋を巡回していたら、『桜守のはなし』という本を見つけました。

すごく薄くて、大きな本です。絵本みたいな感じ。

そして、すべての漢字にふりがなが振ってあります。

いつもとは違う切り口ですが、いろいろとインスピレーションを受ける本だったので、今日はこの本をご紹介。 続きを読む

ガールズインフルエンサーの影響力の高さと、その残酷さ。

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どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日、「原宿の動画にみる、過去のカリスマの弊害と、ネット上に存在する架空都市・東京」の記事内でも紹介したWWDの「ガールズインフルエンサー特集」を読みました。

参照:ブームの創り方!!ガールズインフルエンサーに迫る | WWD JAPAN | WWD JAPAN.COM

彼女たちの市場への影響力の高さ、そして改めて、今の時代を生きる若者は残酷だなと思ったので、ここで少し書き残しておこうと思います。 続きを読む

松井忠三著『無印良品は、仕組みが9割』マニュアルで現代の若者はもっと自由になる。

無印良品は、仕組みが9割  仕事はシンプルにやりなさい (ノンフィクション単行本)

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

最近読んだ、『無印良品は、仕組みが9割』という本が自分にとってど真ん中だったので、今回はこの本をご紹介してみようと思います。

「マニュアル」や「仕組み」というモノに悩んでいる方、考えを深めたい方は必読の本ですよ。 続きを読む

ビジネス本を読み漁っておくことのメリット

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

最近強く実感するのが、学生時代にビジネス書をガッツリと読み込んでおいてよかったなということ。そんな過去の”資産”が今すごく役に立っています。

否定されがちなビジネス本を読むという行為も、実はいいところもあるよ!ということで、今日はそんな話を少し書いてみようと思います。 続きを読む

BRUTUS特別編集「日本美術がわかる。西洋美術がわかる。」にみる、日本が始まった時代と、日本文化ブームの兆し。

BRUTUS特別編集合本・日本美術がわかる。西洋美術がわかる。 (マガジンハウスムック)

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

BRUTUS特別編集が、またやってくれました。

「一気に読み切る総まとめ」と題して、日本美術と西洋美術を時代別にわかりやすくまとめてくれています。これがすごく面白くて、勉強になったので、今回はこの雑誌をご紹介します!

興味ある方、これは一読の価値アリですよ。 続きを読む

POPEYE「東京特集」からみる、ディープな東京とゲストハウス。

POPEYE (ポパイ) 2014年 05月号 [雑誌]

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

最近めっきり「東京特集」という言葉に敏感になってしまいました。

ということで、今回は「Pen」「BRUTUS」に続き、「POPEYE」の東京特集を読んでみての感想を少しだけ書いてみたいと思います。

参照
Pen「東京の楽しみ方教えます」特集にみる新しいライフスタイルの提案の仕方 | 隠居系男子

BRUTUS「東京特集」にみる、新しい東京の姿。 | 隠居系男子 続きを読む

BRUTUS「東京特集」にみる、新しい東京の姿。

BRUTUS (ブルータス) 2014年 4/15号 [雑誌]

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

昨日発売された「BRUTUS 東京特集」。

今「MATCHA」でも「東京」をメインに紹介しているので、これは読まないと!ということで早速読み終えました。

今回は、この特集の中から気になったものを、幾つかご紹介してみようと思います。 続きを読む

『大人の桜旅』を読んで。必ず行きたい日本の原風景の中にある桜。

大人の桜旅 2014 憧れの桜名所と名桜700景 (NEWS mook)

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

たまたま見つけた雑誌『大人の桜旅』をパラパラめくっていたら、「櫻、さくら・桜列島の絶景12選」という特集の中に、絶対に行きたい場所を見つけてしまいました。

今年はたぶん行けないのですが、ブログに書いておけば、来年もしくは再来年あたりには行けるのではないかと。

そんな期待を込めて、今回はその2ヶ所をこのブログに書き残しておこうと思います。 続きを読む

『TURNS』函館蔦屋書店インタビュー「地域ビジネスを”よそ者”が起こす。」

TURNS(ターンズ) VOL.8 2014年4月号

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日ご紹介した「TURNS」という雑誌。

参照:「TURNS」内田樹インタビュー「地方でとことん突き詰めて考える」ということ | 隠居系男子

こちらに載っていた函館蔦屋書店の取締役・芝元荘志さんのインタビューも大変興味深い内容だったので、今回ご紹介したいと思います。 続きを読む

「TURNS」内田樹インタビュー「地方でとことん突き詰めて考える」ということ

TURNS(ターンズ) VOL.8 2014年4月号

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

地域の魅力を再発見。人と地域を結び、移住を応援する雑誌「TURNS」を最近読みました。

その最新号に掲載されている内田樹さんのインタビューが非常に興味深かったので、今日はこれを取り上げてみようと思います。

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Pen「東京の楽しみ方教えます」特集にみる新しいライフスタイルの提案の仕方

Pen (ペン) 2014年 3/1号 [雑誌]

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

いまさらではありますが、「Pen (ペン) 2014年 3/1号」について書いてみようと思います。

以下の記事にも書かれていますが、今回のこの特集かなり良い出来だと思います。

「Pen (ペン) 2014年 3/1号 東京の楽しみ方、教えます。」雑誌メモ – Future Insight

今回は、自分が読んでみて気になった部分を3つほど紹介しつつ、何が良かったのか少し考察してみようかなと。 続きを読む

自分が未熟だからまだ書評をかけていないけど、読んでから人生が変わった本5冊

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

このブログでは、今まで43本の書評を書いてきました。

しかし、自分にとって本当に大切で、書評を書きたいけれど自分の表現力不足で紹介できていない本というのが多数存在します。

その中でも今回は、いつか絶対に書きたいと思っていながらも、今はまだ書けないでいる本5冊を紹介しようと思います。

「書けないということを、書いてみよう!」そんな試みです。 続きを読む

久石譲著『感動をつくれますか?』久石譲は超一流アスリート的な考えの持ち主だった。

感動をつくれますか? (角川oneテーマ21)

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

Kindleの角川セールで話題になっていた久石譲さんの書籍『感動をつくれますか?

僕も御多分にもれず購入し、先日読み終えました。

「ジブリ音楽といえば、久石譲!」というほどジブリとの関わりの深い久石譲さん。ジブリ関連の記事や、鈴木敏夫さんの著書の中で何度もそのお名前を見つけてきましたが、僕が想像していた方とは少し違ったようです。 続きを読む

観光雑誌もやっぱり捨てたもんじゃない。

まっぷる東京へでかけよう (マップルマガジン)

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

このブログでは今まで雑誌についての書評を色々と書いてきました。
書評 | 隠居系男子

雑誌と絡めてこんな考察もしたことがあります。
これからの時代は“雑誌的な働き方”が主流になる。 | 隠居系男子

いま訪日メディアを作る上で、観光雑誌も色々と読みあさっています。「まっぷる」や「るるぶ」などいわゆる老舗の定番的な観光雑誌です。 続きを読む

『KAMINOGE 鈴木敏夫 with 川上量生』から考えるニッチな雑誌の新たなカタチ。

KAMINOGE vol.25

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

まさか、このブログでこの雑誌をもう一度取り上げることになるとは思ってもみませんでした・・・。

だって、本当は格闘技雑誌ですから。個人的にはものすごく縁遠いところにいるわけです。

しかし、前回の井上雄彦さんの巻頭インタビューに引き続き、今回は「鈴木敏夫さん with 川上量生さん」なので紹介しないわけにはいきません。 続きを読む

高城剛著『白本』高城剛の真髄はQ&Aにあり。

白本

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日、高城剛さんの『白本』がKindle限定で発売されました。

このブログでも何度か紹介したことのある高城剛さんのメルマガ「高城未来研究所 Future Report」のQ&A部分から厳選されたモノだけが掲載されているこの電子書籍。 続きを読む

2013年ホントに読んでよかった雑誌5選。

HUgE (ヒュージ) 2013年 12月号 [雑誌]

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

突然ですが、今日は今年読んで良かった雑誌をまとめてみようかなと思います。

年末になると、ブロガーさんたちが一斉に書き始める「今年の良かったモノ◯選」。僕もその波に乗ってみようかなと思ったのですが、ここでガジェットとかを書いても芸がない。というか、書いたところで他のブログと同じ結論になってしまい兼ねない。 続きを読む

BRUTUS本特集2014「家と旅を楽しむ本」から僕が年末年始に読みたい本8冊

BRUTUS (ブルータス) 2014年 1/15号 [雑誌]

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

三連休いかがお過ごしですか。師走ということもあり色んな行事や仕事に追われている方も多いかもしれません。

そんな方も、年末年始にかけてのお休みは「ゆっくりお家で本でも読みたい!」と思っているはず。 続きを読む

KAMINOGE vol.24 井上雄彦が考える「強さ」とは何か?

KAMINOGE vol.24

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

以前『リアル 13巻』を読んで、こんな記事を書きました。

井上雄彦『リアル』13巻から考える悪役(ヒール)とは何か。 | 隠居系男子

13巻を読んだ後、「なぜ今ヒールを描いたのか、そこにどんなメッセージを込めたのか」それが気になって仕方なかったんです。

しかし、今回この『KAMINOGE』を読んで、その答えが少しだけわかった気がします。 続きを読む

2001年出版の糸井重里著『インターネット的』が驚くほどの預言書だった。

インターネット的 (PHP新書)

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

最近ハマっているウェブ連載があります。それがこちら。

糸井さん、ぜんぶ聞いてもいいですか?|cakes編集部の記事、コラムを読むならcakes(ケイクス)

この第1回目で話題に上がっている『インターネット的 (PHP新書)』という新書を最近読み終えたのですが、ここに書かれている内容が今まさに現実となっていることばかりで、とても驚かされました。 続きを読む

雑誌が残り、紙のビジネス書が消えていく未来。

バカ、アホ、ドジ、マヌケの成功者

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

前回、「これからの時代は“雑誌的な働き方”が主流になる。」という記事で雑誌の話題に触れたので、今日も雑誌や書籍まわりに関する話を少し。

今、人々のスキマ時間はドンドンと細切れになっており、雑誌のようなコンテンツは長すぎて読まなくなると言われています。

しかし僕は、雑誌は今後も必ず残っていくと思います。むしろ、人々の時間が更に限られていくからこそ、これから雑誌を読む人が増えていくのではないかと思うのです。 続きを読む

井上雄彦『リアル』13巻から考える悪役(ヒール)とは何か。

REAL 13 (ヤングジャンプコミックス)

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日発売された井上雄彦さんの新刊『リアル』13巻で、悪役(ヒール)について描かれていました。

この衝撃があまりにも大きくて、読み終えてからずーっと「悪役とは何なのか、どういった存在が“正しい”悪役なのか」自分の中で考えていたんです。

そして、自分の中で考えがまとまったらブログにしようと。

…ただ、全くもってまとまらない。まとまらないどころかドンドン深みにはまってく…。しかし、たまにはまとまらないってことを書いてみるってのもアリかなと思うので、今日は「悪役(ヒール)とは何なのか」について少し考えてみたいと思います。 続きを読む

ちきりんの成功要因は「まだ全然本気出してないけど…?」

「Chikirinの日記」の育て方

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

言わずと知れた、日本で最も影響力のあるブロガーの一人、ちきりんさん。その彼女が『「Chikirinの日記」の育て方』という電子書籍をセルフパブリッシングの形で出版しました。

この本は、ブログ運営のノウハウ本のように見えますが、完全に似て非なるもの。 続きを読む

BRUTUS特別編集『おいしいコーヒーの進化論。』コーヒーで大切なのは豆と人。

BRUTUS特別編集 もっとおいしいコーヒーの進化論。 (マガジンハウスムック)

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

ちょっと、熱が入った記事が続いたので、ここで文字通りちょっとコーヒーブレイク。

BRUTUS特別編集 もっとおいしいコーヒーの進化論。が気になるところが多かったので、今回はこの特集を隠居系男子っぽくご紹介!

僕がこれを読んでいて、キーワードかなと思ったのは「豆と人」でした。 続きを読む

真のグローバル化とは、徹底的に日本の原風景を理解すること。

天川村滝

25年目にしてやっと気が付きました、どうも鳥井(@hirofumi21)です。

今回は、奈良・天川村の旅で気がついたこと、そして最近見たり聞いたりしてきたことがここにきて少しずつ繋がってきたので、ここで一度書き出してみたいと思います。

僕が奈良・天川村に行って気付いたこと。それは「真のグローバル化とは、徹底的に日本の原風景を理解するということ」でした。 続きを読む

文章を書くすべての人へ。谷崎潤一郎著『文章読本』から学ぶ書き方の本質とは。

文章読本

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

前回の記事「『5年後、メディアは稼げるか』ブロガーが知っておくべき「紙とウェブ」の決定的な違い。」で著者の佐々木紀彦さんが紹介していた、谷崎潤一郎著『文章読本』を今日は取り上げてみようと思います。 続きを読む

『5年後、メディアは稼げるか』ブロガーが知っておくべき「紙とウェブ」の決定的な違い。

5年後、メディアは稼げるか――Monetize or Die?

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

今回ご紹介する本は、個人でブログやウェブメディアを運営している人だったら絶対に一度は読んだほうがいい本、佐々木紀彦著『5年後、メディアは稼げるか』です。

この本が発売された当初、僕がフォローしている人たちの間で結構話題になっていたのですが、今さらになって読みました。読んでみると、これが本当に素晴らしい本で!なんでもっと早く読まなかったんだろうと。 続きを読む